小川洋子の禁断の小説『ホテルアイリス』が映画化! 来春公開
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永瀬正敏と台湾の新人女優・陸夏が競演!ティザーポスターを公開
芥川賞作家・小川洋子の原作「ホテル・アイリス」を、『黒四角』(12年)の奥原浩志監督が映画化した日・台合作映画『ホテルアイリス』が来年22年2月18日から、全国で公開されることが決定し、同時にティザーポスターと場面写真が公開された。
寂れた海沿いのリゾート地で、日本人の母親が経営するホテル・アイリスを手伝うマリ。
嵐の夜、階上に響き渡る悲鳴を聞く。女に暴力と罵声を浴びせ立ち去る男に衝撃を受けながらも、激しく惹かれていく彼女は、やがて男が住む離れ小島へ導かれ、ふたりだけの禁断の世界にのめり込んでいく……。
主演は、日本を代表する国際的俳優・永瀬正敏。ジム・ジャームッシュや相米慎二はじめ数々の名匠の作品に出演してきた彼が、本作では大人の男の色気を纏うミステリアスなロシア文学翻訳者を演じる。
一方、マリ役には、本国でモデルやテレビCMで活躍している台湾のアップカミングスター・陸夏(ルシア)が 、映画初出演にして主演という大役を射止めた。
複雑なヒロインを可憐に、そして大胆に演じた彼女は、台北映画祭にて次代を担う期待の新人に贈られる「超新人賞」にも選ばれている。
また、同作の中で異様な存在感を示しているのは、台湾の鬼才ツァイ・ミンリャン監督作品の常連主演俳優で知られるリー・カンション。売店小屋の男役を圧倒的な存在感で演じている。
他にマリの母親役に『赤い雪』の菜葉菜、翻訳者の甥役に『菊とギロチン』の寛一郎、マリの父親役に永瀬正敏主演の台湾映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』(14年)の監督でもあるマー・ジーシャンなど、日台の国際的実力派俳優たちが集結している。
出会ってはならない2人が濃密な時間の淵に堕ちていく…
監督は、ロッテルダムや釡山などの国際映画祭で数々の冠に輝き、国内外で高い評価のある『波』(01年)、『黒四角』の奥原浩志。
台湾・金門島オールロケを敢行し、小川洋子の残酷で甘美な世界感を忠実に再現しながらも、奥原らしい大胆な解釈も加味しながら完全映画化。
愛と死のイメージを、圧倒的な美しさで描きあげた。また『ソウルメイト/七月と弥生』(21年)、『少年の君』(19年)などデレク・ツァン監督作品で脚光を浴びている女性撮影監督ユー・ジンピンが、クルーとして参加していることも特筆だ。
公開されたティザーポスターには、主演の永瀬正敏と陸夏(ルシア)の愛のシーンがフィーチャーされ、コピーの「かがみのなか・わたしとあなた・あいのはて」が2人の男女のセンシャルな関係を忍ばせるデザインとなっている。
本ポスターのデザインを手掛けたのは『戦場のメリークリスマス(リバイバル版)』、『黒衣の刺客』(15年)などを手掛けている成田慧だ。
『ホテル・アイリス』は、来年22年2月18日から、全国で公開される。
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