石原慎太郎都知事が製作総指揮・原作・脚本を手掛ける『青木ヶ原』の製作発表記者会見が4月11日にザ・プリンスパークタワー東京で行われ、石原都知事、キャストの勝野洋、前田亜季、矢柴俊博、津川雅彦、新城卓監督が登壇した。
3月末にクランクインし、現在撮影中だという本作は、山梨県青木ヶ原の樹海を舞台に男女の純愛を描いた儚くも美しいストーリー。石原都知事と新城監督とのタッグは『秘祭』(97)、『俺は、君のためにこそ死ににいく』(07)に続き3回目となるが、石原都知事は「心ときめきながら完成を待っている」とコメント。
次男の石原良純も本作に出演しているが、石原都知事は「元々俳優で売れないからキャスターをやっている。もう少し年をとったら、味も出てくる」と話すと、「主演で新城監督に撮ってほしい。親バカです」と照れ笑い。
記者から「ご自身の出演は?」と質問されると、「そりゃ私は名優ですよ。これだけ世間をたぶらかしているんだから。新党だ何だ、みんな周りが言ってることにつられてさ。キョロキョロソワソワしてるけど眺めてて面白い。これも演技のひとつだよな」と回答。続けて、「何の役をやりたい?」との質問には「石原慎太郎という役ですよ、悪役」とユーモアを交えて答え、拍手を巻き起こしていた。
津川は、故石原裕次郎が主演をつとめた『狂った果実』で、同作の原作・石原都知事に抜てきされデビューしたが、「なんといっても僕の名付け親で、こうして一緒に記者会見できてうれしい」と感無量の様子。
続けて「レーガン大統領以来、芸能関係者で大統領や首相になった人はいないが、橋下(徹大阪市長)さん、あと僕のファンの安倍晋三元首相と組んで日本を建て直してほしい」と発言。これには石原都知事から「余計なこと言うな!」と突っ込みが入っていた。
また、石原都知事は『狂った果実』について、ヌーヴェルヴァーグの旗手であるフランスの映画監督トリュフォーから「ヒントを得た作品」と直々に言われたエピソードを明かし、「私こそヌーヴェルヴァーグの始祖。みんなに覚えておいてもらいたい」とアピールしていた。
矢柴は「石原都知事に『白くて細くて、お前幽霊みたいだな』と言われました。だからキャスティングしていただいたのかなと思ってます」と笑いを誘うと、前田は「2日前にインしたばかりでまだドキドキですが、いい作品ができるようにがんばりたい」と今後も続く撮影への抱負を語り、勝野は「キャストがすばらしい方々ばかり。期待していてください」と話していた。
『青木ヶ原』は2013年春、公開予定となっている。
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