米倉涼子主演Netflixシリーズ『新聞記者』場面写真
藤井道人監督が手がけ、米倉涼子が主演を務めたNetflixシリーズ『新聞記者』(全6話)が1月13日より全世界同時配信がスタート。このたび、新しい場面写真が公開された。
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公開された場面写真は、米倉涼子演じる主人公・松田杏奈の鋭い視線から泣き顔、遠く未来を見つめる儚げな姿など、様々な表情を捉えた6枚。
これまで『Doctor-X〜外科医・大門未知子〜」シリーズの「私、失敗しないので」など、強いを演じてきた米倉が本作品で扮したのは、いかなる同調圧力にも屈せず、政権の疑惑を追及する東都新聞記者・松田杏奈。「声なき声を届ける」という信念を貫き、官邸記者会見で忖度なしの質問を連発する姿は、一見、世間が米倉に抱く「強い女性像」そのものに見える。
だが実は、本作品で藤井監督が求めた松田というキャラクターは、様々な葛藤や孤独を抱えた人間味溢れる人物。強さだけでなく、繊細で複雑な役どころに加えて、松田を単純な正義のキャラクターにはしたくなかった藤井監督の思いは、数テイクに及んだ。
強さを抑えることに苦悩した米倉だが、1人の人間の感情を表現することにこだわる監督の要求に全力で応え、持ち前の力強いオーラをあえて封印。使命感だけでなく、微かな徒労感、葛藤などを絶妙に表現し、失敗を恐れない人間であり続けようと日々奮闘する重層的で血の通った記者を見事に体現してみせた。
米倉涼子、現場を取材してリアリティを追求
本作品の撮影の舞台となったのは、映画版に引き続き、Netflix版も東都新聞編集局のシーンは東京新聞編集局。藤井監督は、映画版と同じ場所での撮影に抵抗があったが、編集局の窓から国会議事堂が見えるロケーションや、本の積まれ方一つとっても新聞社でないと出ない雰囲気など、東京新聞編集局よりも最適なロケ地はないと再認識し、選択した。
リアリティへの追求という点では、米倉の役作りも負けていない。監督から手渡された松田のバックボーンが書かれた約2400字に及ぶキャラクターシートを何度も読み込み、そこから髪型を作り上げもした。
また米倉は、監督と共に東京新聞へ事前に出向き、記者への“逆取材”を敢行。同年代の記者に「どんな靴を履いていますか?」「どんなバッグを持っていますか?」「ネイルはどれくらいしますか?」など事細かに質問。さらには実際の記者たちの仕事ぶりを何時間も観察し、ひたすらメモに落とし込んでいった。
Netflixシリーズ『新聞記者』(全6話)は、1月13日より配信中。
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