日中国交正常化50周年記念、日中合作映画『安魂』が1月15日より公開。ムビコレでは、本作の出演者である北原里英のインタビューを掲載中だ。
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1ヵ月の猛勉強で中国ロケにチャレンジ「本当に刺激的な2週間でした」
2022年は日中国交正常化50周年という記念すべき年だが、その幕開けにふさわしい作品である本作。中国国家一級作家にも認定されている作家の周大新が一人息子に先立たれた実体験を物語にし、『火垂るの墓』(08年)の日向寺太郎監督と『うなぎ』(97年)の脚本家・冨川元文がタッグを組んで映画化した。
中国から実力派俳優たちが集結するなかで唯一の日本人キャストに抜擢された北原。物語において重要な役割を担う日本人留学生を演じた。「お話をいただいたのは、中国での撮影が始まる1ヵ月くらい前のことで、急に飛び込んできたお話でした。しかも、全編中国語のセリフでオール中国ロケ。これはすごいチャレンジになるなと思いましたが、頑張りたいという気持ちのほうが強かったので、正式にお受けすることにしました」と、出演に至る経緯を語る。
これまで、中国には「上海に2回行った程度」で、中国語も「5単語くらいしか知らなかった」と話す北原。1ヵ月程度しか準備期間のない中、マンツーマンレッスンを2日に1回ほどのペースで受け、中国語を叩き込んだ。
準備期間だけでなく、”壁”は中国での撮影に入ってからも続いたという。「中国語は発音が違うと意味が伝わらないんですけど、感情を乗せようとすると発音が変わってしまうことがあったので。そこを何度も注意されてくじけそうになりましたし、正直言って、心の中では何度も『できない!』と思ってましたよ」と北原は笑いながら話す。ネットも自由に使えない中、落ち込んだ時は事前にダウンロードしてきたバラエティ番組の『相席食堂』を心の支えにして乗り越えた。
大変ではあったものの、中国ロケについて北原は「本当に刺激的な2週間でした」と話す。「最近は少しお休みしていますが、撮影から帰ってきても中国語は続けているので、いまは日本語以外の言語も話せるようになりたいという願望はすごく強いですね。この作品のおかげで初めて海外に興味を持つようになったので、自分にとっては大きな変化がありました」。
そんな北原は、昨年9月に俳優の笠原秀幸と結婚し、プライベートでも大きな変化があった。「結婚によって絶対的な味方が1人増えたようには感じています」と話す北原。「人生においても役者としても先輩なので、相談はしますし、アドバイスもかなりもらっています」と、笠原の存在を心強く感じているようだ。絶対的な味方も増え、今後の活躍にますます期待できそうな北原里英のインタビュー全文はこちらから!
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