前田敦子が監督を務める、映画プロジェクト『アクターズ・ショート・フィルム2』内企画のショートフィルム『理解される体力』のポスタービジュアルおよび場面写真が解禁された。あわせて撮影現場での様子もうかがえる前田監督らのコメントも到着した。
前田敦子が映画業に初挑戦!
WOWOWが開局30周年を記念して行ったプロジェクト『アクターズ・ショート・フィルム』。予算・撮影日数など同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作。世界から6000本超のショートフィルムが集まる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」(SSFF&ASIA)のグランプリ、ジョージ・ルーカスアワードを目指す。
多くの反響を受けて実施する第2弾『アクターズ・ショート・フィルム2』では、青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田が監督を務める。主演は、青柳翔監督作では村上虹郎、玉城ティナ監督作では琉花と奥平大兼(W主演)、千葉雄大監督作では千葉自身と伊藤沙莉(W主演)、永山瑛太監督作では役所広司、前田監督作では柳英里紗と三浦貴大(W主演)。
今回は『理解される体力』の作品ポスタービジュアル、そして場面写真が解禁。小さな喫茶店の店中に響き渡る大声で泣くキエ(柳)と、やさしくそれを受け止めるユミ(三浦)。キエは貪るように巨大なパフェを食べ、貪るように涙を流して子どもみたいに大声で泣いている。どうやら旦那に浮気されたらしいキエは、とどまることのない怒りと涙と食欲の激流に押し流されている。喫茶店の店長(野間口徹)は、キエが大声で泣いているその理由を想像してキエにつたえるのだが…。解禁となったポスタービジュアルにはクールな表情でポーズを決めるキエ(柳)とユミ(三浦)の姿が。舞台となるレトロな喫茶店の雰囲気や衣装の可愛さも相まって、目を惹くビジュアルに仕上がっている。
今回、性別が異なるユミという役を演じている三浦について柳は「三浦貴大くんの女性としての所在の秀逸さを楽しんでいただければ」と太鼓判を押す。一方で三浦は演じたユミについて「意識せずに当たり前のようにキエの古くからの友人としてそこにいる、というなんとも難解で面白みの詰まった役でした」と語っており、難しい役柄ながら自然体で演じることを心がけていたようだ。場面写真からは感情を爆発させるキエの姿や、爆笑する2人の姿も確認できる。
前田は監督業初挑戦について「私の発想を脚本の根本宗子さん、そしてキャスト・スタッフの皆さんの力を借りて形にしていただき、やりたいことが全部できました」と振り返る。また、もともと前田監督と主演の柳・三浦は共演歴もあり交友が深いが、監督と役者という関係で臨んだ今回の現場に関して尋ねてみると、柳は「妥協のしない監督で、細かいところまでしっかり見ている演出に圧倒されました」と明かし、三浦は「現場でみんなを引っ張ってくれて、自分のやりたいことを貫いてくれたので、俳優として信頼して仕事をすることができました」と語った。
『アクターズ・ショート・フィルム2』は、2月6日午後5時よりWOWOWで放送・配信。
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