松尾スズキの悲劇舞台「ドライブイン カリフォルニア」キャスト一新して18年ぶり上演!
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5月27日より、松尾スズキが手がけた舞台作品「ドライブイン カリフォルニア」が、キャストを一新して再上演されることが分かった。
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主要キャストに阿部サダヲ、麻生久美子、谷原章介
本作は、1996年に“21世紀の不幸を科学する”と銘打ち立ち上げられた「日本総合悲劇協会」(通称・ニッソーヒ)発、松尾による悲劇を基本としたプロデュース公演の第1作。1996年に初演、2004年に再演され、今回は18年ぶりの上演となる。
舞台は、裏手に古い竹林が広がるとある田舎町のドライブイン。経営者のアキオ(阿部サダヲ)は妹に対して、兄妹愛とくくってしまうにはあまりにも純粋な思いを抱いていた。妹マリエ(麻生久美子)は14年前、店にたまたま訪れた芸能マネージャー若松(谷原章介)にスカウトされ、東京でアイドルデビューするも結婚を機に引退。その後、夫の自殺など数々の経験を重ね、中学生の息子ユキヲ(田村たがめ)と共に地元に帰ってくる。このカリフォルニアという名のドライブインには、腹違いの弟ケイスケ(小松和重)、アルバイトのエミコ(河合優実)が働いていた。そして兄妹の父親ショウゾウ(村杉蝉之介)、高校教師の大辻(皆川猿時)、アキオの恋人マリア(川上友里)、若松の妻クリコ(猫背椿)、クリコの不倫相手ヤマグチ(東野良平)などを巻き込み、複雑に時が流れだす…、というストーリーが展開される。
店長のアキオ役は大人計画の看板俳優・阿部サダヲ。松尾作品では3年ぶりの主演となる。
アキオの妹マリエ役は、松尾作・演出の舞台『キレイ~神様と待ち合わせした女~』ではミソギ役として可憐な歌声と存在感抜群の演技を見せつけ、WOWOW『松尾スズキと30分の女優』では、松尾とのコラボレーションでそのコメディエンヌぶりを遺憾なく発揮した麻生久美子。
マネージャーの若松役は幅広いジャンルで活躍し、松尾作品初参加となる谷原章介。また、高校教師大辻役はドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』にレギュラー出演中の皆川猿時。
クリコ役は猫背椿、ケイスケ役はる小松和重、ショウゾウ役は村杉蝉之介、ユキヲ役は、唯一初演から変わらずユキヲ役を演じる田村たがめ。マリア役は、劇団はえぎわで活躍し、舞台『ニンゲン御破算』に続いて松尾作品出演となる川上友里。エミコ役は、舞台『フリムンシスターズ』で松尾作品に参加、第43回ヨコハマ映画祭・最優秀新人賞、第35回高崎映画祭・最優秀新人俳優を受賞した若手女優の河合優実。ヤマグチ役は、話題の劇団「地蔵中毒」の東野良平が務める。
人生の悲喜こもごもが入り混じり、生きていくことの悲しさ、おかしみを誘う本作。名優たちが演じてきた役柄を今回のキャスト陣はどう演じるのか注目だ。
「ドライブイン カリフォルニア」は5月27日〜6月26日まで東京・本多劇場にて、6月29日〜7月10日まで大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。
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