カンヌ国際映画祭グランプリ受賞 アカデミー賞最有力『英雄の証明』4・1公開
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衝撃の展開を予感させる予告編公開
第74回カンヌ国際映画祭にてグランプリ&フランソワ・シャレ賞、第93回ナショナル・ボード・オブ・レビュー脚本賞、外国語映画賞などを受賞し、第79回ゴールデングローブ賞非英語映画賞にノミネート、本年度のアカデミー賞国際長編映画賞ショートリストに選出されアカデミー賞最有力候補との呼び声も高い『英雄の証明』が、4月1日から、全国で公開される。この度、衝撃的でスリリングな予告編が公開された。
ベルリン、カンヌ国際映画祭にて数々の賞に輝き、『別離』(11年)と『セールスマン』(16年)で米アカデミー賞外国語映画賞を2度も制した世界的な巨匠アスガー・ファルハディ。日常の中に生じた小さなひび割れのような出来事が、人生を根底から揺るがす事態に発展していく様を、サスペンスフルかつ情感豊かに描出する傑作を世に送り出し、世界中の観客たちを魅了してきた。
そんな彼は、同作では人間の倫理観を問う普遍的なこのテーマを追求するにあたって、いまや絶大となったSNSやメディアの影響力に着目。主人公の振れ幅の大きな運命を通して、真実というものの曖昧さや、社会に潜む欲望とエゴを現代的な切り口であぶり出す予測不可能なヒューマンサスペンスに仕立て上げた。
彼は本物の英雄か、詐欺師か…
公開された予告編では、借金のため刑務所に服役している主人公・ラヒムが、休暇中に金貨を拾い、落とし主を探して銀行を訪ねるシーンからはじまる。
借金があるにもかかわらず金貨を返却したことがテレビで報道されると大反響となり、“正直者の囚人”として美談の英雄に祭り上げられていく。
しかし、SNSで金貨の行方を問う噂が広まると状況は一変。金貨を返した相手を探し奔走するラヒムは、父親を信じる吃音症の幼い息子も巻き込み、周囲の狂騒に翻弄されてゆく……。
彼は本物の英雄か、詐欺(ペテン)師か? スリリングな展開を予感させる予告編となっている。
『英雄の証明』は、4月1日から、全国で公開される。
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