カトリーヌ・ドヌーヴら多くの映画人が葬儀に参列
1月27日(現地時間)、19日にスキー場で事故に遭い、37歳で亡くなったフランスの俳優、ギャスパー・ウリエルの葬儀がパリの教会で行われ、生前の彼と共演した俳優たちをはじめ、多くの映画人が参列した。
・セザール賞受賞の人気俳優、ギャスパー・ウリエル、スキーの衝突事故で死亡
パリのサン・トゥスタッシュ教会での葬儀にはカトリーヌ・ドヌーヴや、『エヴァ』(18)などでウリエルと共演したイザベル・ユペール、主演作『たかが世界の終わり』で共演したレア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイ、偉大なデザイナーを演じた主演作『SAINT LAURENT サンローラン』(14)で、サンローランの恋人を演じたルイ・ガレル(『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』)やサンローランのパートナーを演じたジェレミー・レニエらが参列。レニエは棺を担いで教会の中へ運ぶ1人にもなった。
『ロング・エンゲージメント』で共演したオドレイ・トトゥ、マチュー・アマルリック、カンヌ国際映画祭ディレクターのティエリー・フレモーらが参列した教会内では、葬儀を取り行った神父が、最前列に座っていたウリエルの息子で5歳のオルソ君に何度も話しかけていたという。
「Le Parisien」紙によると、弔辞を述べた参列者も同様で、ウリエルの友人の男性は「君と同じように、パパも夢見る人で冒険家だった」と語りかけ、別の友人は「友人である私たちは、君のパパはスーパーヒーローじゃないのかと、いつも思っていました」と語り、親友でオルソ君の名付け親でもある人物は「彼はあなたの不幸以外の全てを望んでいました。私たちが悲しむのを見て、彼も悲しんでいるはず。私には分かります」と、あまりにも突然の死を悼んだ。
教会の外にはモノクロの遺影が置かれ、花が手向けられた。最後のお別れをしようと集まった一般の人々には遺影と同じモノクロ写真が配られた。
葬儀の後、棺が運ばれてくると、外で待っていた弔問客から拍手が沸き起こった。オルソ君の手を引いた母親でウリエルの元パートナーのガエル・ピエトリと共に、故人の両親も棺の後を歩いた。息子の早すぎる死を悼み、短くも輝かしい俳優としてのキャリアに寄せられた惜しみない拍手に感謝するように、小さく何度も会釈を繰り返す父の姿が印象的だった。
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