横浜流星はなぜ「幸せを噛みしめながら」撮影していたのか?『新聞記者』を振り返る

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Netflixシリーズ『新聞記者』米倉涼子
Netflixシリーズ「新聞記者」横浜流星演じる就活生場面写真_メイン
新聞記者

藤井道人監督が手がけ、米倉涼子が主演を務めたNetflixシリーズ『新聞記者』(全6話)が配信中。ムビコレでは、出演者である米倉涼子、綾野剛、横浜流星のインタビューを掲載中だ。

・『新聞記者』米倉涼子×綾野剛×横浜流星インタビュー

藤井流星、横浜流星と「下の名前が同じでずっと会いたかった」

米倉涼子「相当な覚悟が必要だと感じていた」

2019年に公開され、進行形の政治問題やスキャンダルに切り込んだ内容が大きな反響を呼び、日本アカデミー賞で作品賞ほか3冠を達成した映画『新聞記者』。同作を手がけた藤井監督が、新たにNetflixのシリーズとして全6話で描く『新聞記者』は、さらにスケールアップし、東都新聞社会部の記者・松田杏奈を主人公に据えて、とある国有地払い下げ問題の真相に踏み込んでいく。

「今まで私は地上波のドラマが多くて、映画の組はほとんど経験したことがないんです。なので、本当に新しい世界に飛び込んだな、と感じました」と話すのは、藤井組初参加の米倉。本作では、権力の不正を徹底追及しつつ、さまざまな葛藤や弱さも抱える松田杏奈を演じた。

「最初にこの話をもらったときに、一番描きたかったところを託したいと言ってくれたので、非常に嬉しいことだと感じましたし、相当な覚悟が必要だなと感じていたんです」と話すのは、新聞配達をしながら大学に通う就活生で、監督自身の視線が強く反映された木下亮を演じた横浜。

綾野剛「全部ひっくるめて圧倒的なプロ」と米倉を評価

組織の論理に翻弄され、良心の呵責に苦悩する若手官僚・村上真一を演じたのは綾野だ。「誰かをベースにするわけにはいかなかった」という役作りについて、「台本から炙り出されたもの、米倉さん演じる松田さんの動き、台詞、日本国民としての立ち位置だとか、そういったものを素直に、この作品にとっての村上の習慣だけに賭けようと考えました」と話してくれた。

今回、全員と初共演だったという米倉。綾野と横浜の印象を「やっぱり一緒にやっていくに当たって、俳優という仕事をやることに対しての向き合い方が、真面目な2人だなと思いました」と話す。 

一方、共演の2人について「僕はそんな『ここがすごいですよ』と言うのもおこがましい」と横浜。「全てです。現場の姿とか、役への向き合い方、一緒に共演させてもらって、全てにおいて、すごいな、と感じましたし、一緒に芝居できてることが幸せだな、と毎回噛みしめながら撮影してました」。

綾野は、「もっと早く出会い、共演し、もっと早く背中を見たかったというのはすごく思いました、素直に、全部ひっくるめて圧倒的なプロだなと」と、プロ意識を“表現”できている米倉のすごさについて語る。「今回ブロードウェイに再挑戦されることもそうですし、冷静にとてつもないことをやってるんです。ニュースだけで人に鳥肌を立たせる。それを素直に受け止め体感できる人間で自分はありたい。敬意を持てる自分でありたい、といつも思っていますが、今回も、米倉さんに気づかせていただきました」。

さらに「流星君にも、心を動かされています」と綾野。「彼は今、自分でいろんなカラーをまといながら、七色になって発光しようとしている。その中の、自分も一部になれたらと思っていますし、ここからさらに一緒に駆け上がっていきたいですね」と語ってくれた。

インタビューではほかにも、藤井監督との仕事についてや、3人の役作りについても詳しく語られている。米倉涼子、綾野剛、横浜流星のインタビュー全文はこちらから!

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