小松菜奈と坂口健太郎、「宝物になる」「生半可な気持ちじゃできない」

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(C)2022映画「余命10年」製作委員会
(C)2022映画「余命10年」製作委員会

原作小説家の思いをすくいとり映画化『余命10年』

切なすぎる小説としてSNSを中心に評判を呼び50万部を突破した小坂流加の原作を映画化した『余命10年』が、3月4日に公開される。このたび、W主演の小松菜奈&坂口健太郎藤井道人監督が熱い思いを語る特別映像が公開された。

今回公開された特別映像は、主演の2人と監督が本作品に並々ならぬ覚悟を持って臨んだことがヒシヒシと伝わる内容となっている。

ヒロインの“茉莉”を演じた小松は、先日行われたプレミアイベントで感無量の涙を流しながら、「演じ終えた後は抜け殻になるほど燃え尽きた」と語っていたが、特別映像でも、「(監督は原作者の)小坂流加さんのご家族に対して敬意だったりとか、ひとつひとつが凄く丁寧で、この作品に特別な思いがあるんだなって。それを超える熱量で挑まなくてはいけない」と役作りについて明かし、約1年間の撮影に挑んだ本作品を「この作品が宝物になる」と振り返る。

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“和人”を演じた坂口も、「生半可な気持ちじゃできないなと、すごく強く思いました」と強い覚悟を持って役を演じたと明かし、小松が演じた茉莉について「綺麗ごとだけじゃない茉莉の生き様というか、生きた証じゃないですけど、それをちゃんとこう丁寧に書いていたから、だからこんなにいろんな人に刺さるんだろうなっていうのはすごく思いました」と完成した作品への自信をのぞかせた。

藤井監督は“余命もの”の作品に対してある種の抵抗があったというが、「(小坂さんが)生前に書かれたものと闘病中に加筆された部分というところの生々しさだったりとか、彼女の本当に書きたかったことに対しての執着みたいなもの、それがすごく生きているように感じたんですよ」と、原作者の小坂が命を懸けて書き綴った物語を読み、その強い思いに心を動かされ引き受けたと明かした。

余命10年と知った20歳の女性をめぐる物語

本作品は、数万人に一人という不治の病により余命10年であることを知った20歳の茉莉の物語。彼女は生きることに執着しないよう、恋だけは決してしないと心に決めていた。しかし地元の同窓会で和人と出会い、茉莉の10年は大きく動いていく……。

脚本は『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『雪の華』などで等身大の若者を描き感動作を世に放ってきた岡田惠和と渡邉真子が担当。音楽はRADWIMPS。

『余命10年』は、3月4日にロードショー公開される。