【今日は何の日】2月22日は猫の日! 猫が心の穴ぼこを埋め、人生をも変えてくれる
本日、2月22日は“猫の日”。「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫と共にこの喜びをかみしめる記念日を」という趣旨で1987年に制定された記念日だ。そんな今日はぜひ、猫がいる喜びや、猫と暮らせる尊さを再認識できる映画を見て過ごしてはいかがだろうか。
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寂しい人に、猫、貸します。『レンタネコ』
『かもめ食堂』(06年)『めがね』(07年)の荻上直子監督が描く本作は、猫のレンタル屋「レンタネコ」を営むサヨコ(市川実日子)と、「レンタネコ」を通じて出会う人々との交流を描いた作品。
石焼き芋屋さながら猫を乗せたリヤカーを引いて、メガホン片手に「レンタ〜ネコ♪」と歌いながら多摩川の河川敷を歩くサヨコ。彼女の周りに集まってくるのは、夫に先立たれた老婦人や単身赴任中のお父さんなど、心に寂しい「穴ぼこ」を抱えた人たちだ。
猫を貸し出すのに審査はあるものの、サヨコ独自のもので、契約書は手書き、しかも貸出の期限は借主が決めてよく、料金も前金でたった1,000円。もう何となくお分かりだろうが、全体的にかなりゆるい。そんなゆるさも、「そういうもの」として楽しんでしまえばあっという間にレンタネコワールドへ。サヨコと出会う、4人の人物(と4匹の猫)のオムニバス形式で描かれる本作だが、それぞれの話にほっこりし、見た後には私たちの心の穴ぼこも埋まっていそうだ。
主ニャン公は本猫が演じてます『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』
さて、次に紹介するのは、まもなく続編も公開される『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』だ。ストリートミュージシャンで生計を立てるホームレスの青年・ジェームズが、1匹の野良猫との出会いで人生を変えていくベストセラー・ノンフィクションを映画化した作品。
薬物依存更生中だったジェームズが、野良猫・ボブと暮らすようになり、肩に乗せて演奏やビッグイシューの販売員の仕事をするうちに注目を集め、どん底の人生がボブをきっかけに変わっていく。非常に感動的な作品だが、実は本作のボブ役は、ボブ本人が演じている。
勢いよく走るシーンなど、動きの多いシーンはスタント猫が代わりに出演しているが、アップのシーンはほとんどボブだ。さすが元々ジェームズと共に人前に立っていただけあって、多くの人に囲まれるシーンでも動じることなく堂々と“ボブ”を演じている。
そんなボブだが、残念ながら2020年に亡くなったと報じられた。しかし、続編である『ボブという名の猫2 幸せのギフト』には前作に引き続きボブ本人がボブ役として出演しており、その姿を見ることができる。『ボブという名の猫2 幸せのギフト』は2022年2月25日から全国公開されるので、続編を見る前に、前作をぜひチェックしておこう。
さらに今後、『街の上で』(21年)の今泉力哉監督による『猫は逃げた』や、古川雄輝主演で猫付きシェアハウスでの暮らしを描くドラマ『ねこ物件』など猫作品の公開が目白押し! 猫好きはぜひ楽しみにして春を待とう。(Y)
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