小松菜奈と坂口健太郎W主演『余命10年』本編映像
切なすぎる小説としてSNSを中心に評判を呼び50万部を突破した小坂流加の原作を映画化した『余命10年』が、3月4日に公開される。このたび、W主演の小松菜奈扮する茉莉と坂口健太郎扮する和人の恋が始まる場面を捉えた本編映像が公開された。
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今回公開された映像は、ライトアップされた桜並木を歩く茉莉と和人を映している。
約1年間、四季の移ろいと共に撮影をした本作品の中でも、“春”が描かれた美しいシーンとなっており、監督を務めた藤井道人は、「決定的なセリフも説明もないけれど、絶対に伝わるから信じて欲しい」と語る。
風が吹き、桜の花が舞うことが象徴する、顔を見合わせて笑う2人の恋の始まり──。
小松もこの場面について解説する。
「桜のシーンは、和人と茉莉の関係が始まっていく爽やかなシーン。私は茉莉と和人が『何がきっかけで惹かれ合ったのか?』を明確にしていない所が凄く好きです。『この人と一緒にいたいな』とか『この人を守りたいな』とか、この人の笑顔をずっと見ていたいっていう気持ちが茉莉の中にはあって。和人の屈託のない笑顔が茉莉にとっての救いだったんだ なと思えるようなシーンでした」
坂口もこのシーンの重要性を語る。
「この作品は桜が凄く印象的なところで映っていて、夜桜のシーンは風が吹いて、目が合って、2人の美しい関係性のスイッチが入ったような気がしました」
余命10年と知った20歳の女性をめぐる物語
本作品は、数万人に一人という不治の病により余命10年であることを知った20歳の茉莉の物語。彼女は生きることに執着しないよう、恋だけは決してしないと心に決めていた。しかし地元の同窓会で和人と出会い、茉莉の10年は大きく動いていく……。
脚本は『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『雪の華』などで等身大の若者を描き感動作を世に放ってきた岡田惠和と渡邉真子が担当。音楽はRADWIMPS。
『余命10年』は、3月4日にロードショー公開される。
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