終戦後の日本に上陸したマッカーサー元帥とGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)。戦後間もない日本の運命を決定づけた知られざる物語を描いた歴史サスペンス『終戦のエンペラー』の製作報告記者会見が4月24日に時事通信ホールで行われ、キャストの初音映莉子、西田敏行、中村雅俊、伊武雅刀、片岡孝太郎とプロデューサーの奈良橋陽子、ゲイリー・フォスター、野村祐人が出席した。
・[動画]この会見の動画/美女を食事に誘えなかった西田敏行に、中村雅俊「僕は誘いました」
トミー・リー・ジョーンズがマッカーサーを演じていることでも話題の本作。ジョーンズと共演した感想について西田は「人間のスケールの大きさを感じます。俳優という反面、哲学者のような感じの人だと思いました」と感慨深げ。片岡は「リハーサルが何回かあったのですが、トミーさんが突然『何回もやらせるな!俺たちは一回で出来る!』と怒ったんですね。そのときは、演技でも信用されているのだと思いました。最後、トミーさんから共演できて良かったと言われて、嬉しかったです」と語った。
西田と中村は英語のセリフにも挑んでいるが、西田は「撮影中は受験生のようでした」と苦笑い。中村は「一応、ベストは尽くしたつもり」と自身の挑戦について語る一方、「西田さんは改めてスゴイと思いました。努力は想像以上のものでした」と、共演者の努力を称えていた。これに対し伊武は「私は唯一英語をしゃべらないで済んだので、皆さんには大変申し訳なく思っております」と謝ってから、「ですけど、私は高血圧で大変でした(笑)」と英語以外の苦労があったことをアピールしていた。
撮影はニュージーランドで行われたが、自らの姪を演じたヒロイン役の初音について西田は「異国で(初音の)オリエンタルな美しさに触れると、倍ぐらい心臓がドキドキしました。この人が俺の姪っ子なんだと思っただけで心が弾みました」と嬉しそうに振り返った。さらに「食事に誘いたいと思ったけれど誘えませんでした」と気弱な一面を披露。これに対して中村は「僕は一緒に食事に行きました。2人で食事に行ってしまいました」と話し、西田をうらやましがらせていた。
映画については「アメリカから見た日本人の国民性がしっかりと描かれた作品で、好感を持って参加しました。多くの人に見てもらいたい」と西田。中村は「歴史は切り口が違うだけでこんなにも変わってくることに驚いています」と語った。またエンペラー役を演じた片岡は「実はお話をいただいたとき、歌舞伎公演が決まっていたのですが、中村勘三郎さんにご相談にのっていただきましたところ、この役はぜひやるべきだ!と言われて参加しました」と昨年亡くなった中村勘三郎に背中を押されての出演だったことを明かした。
『終戦のエンペラー』は7月27日より全国公開される。
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