どこまでが本物の人体でどこまでが作りもの!? 実写とVFXを巧みに組み合わせた驚きの映像
#クリス・ロック#ジェームズ・ワン#スパイラル:ソウ オールリセット#ダーレン・リン・バウズマン#ホラー#Blu-ray#特典映像
全米2週連続No1を記録したソリッド・ショッキング・スリラー制作の裏側
スリラー映画の金字塔『ソウ』シリーズ。その全てをリセット&アップデートした完全なる新章『スパイラル:ソウ オールリセット』は、全米での興行収入が2週連続No1を記録する大ヒット作となった。日本で発売された本作品のブルーレイには、78分もの特典映像が収録されているが、今回その中から3つのメイキング・解説映像が公開された。
・コワい映画に魅せられたゲストが集結! 『ソウ』シリーズの歩みを振り返りながら最新作の魅力を語る
『スパイラル:ソウ オールリセット』は、『インシディアス』(10年)『死霊館』(13年)『アクアマン』(18年)『マリグナント 狂暴な悪夢』(21年)で知られるジェームズ・ワンが2004年に生み出した『ソウ』に連なるシリーズの最新作にして新章であり、これまでの世界観を受け継ぎながらも新しくアップデートされた“ソリッド・ショッキング・スリラー”だ。特典映像においても、これまでシリーズに携わってきたスタッフたちによる証言が多数収録されている。
公開された3つの映像の1つ目は、全5章からなる「メイキング・オブ・スパイラル」のイントロ部分。シリーズの製作総指揮を務めてきたジェイソン・コンスタンティンがシリーズを述懐する。ここで紹介する映像の続きでは、シリーズの変遷から新章『スパイラル』誕生の成り立ちが語られていく。
次の映像は、「メイキング・オブ・スパイラル」から音楽のメイキングシーン。シリーズの全作品に音楽面で携わり、『スパイラル』においても音楽を担当したシリーズの共通項であり顔とも言える存在、チャーリー・クロウザーの制作風景とインタビュー映像だ。
さながらシリーズに登場するトラップと見紛うようなビジュアルの楽器を自在に扱い、シリーズの精神を受け継ぎながらも新たな試みに挑戦した本作を音楽面で演出していく様子が垣間見られる貴重な映像だ。
そして最後は、特典映像「トラップのアイデア」からの一場面。
「トラップのアイデア」は、監督を務めたダーレン・リン・バウズマン自身がタブレットで画面にマーカーをいれつつ、映像を繰り返し一時停止・巻き戻し・リピートして丁寧にトラップの制作舞台裏を解説する映像だ。
ここで紹介されるのは、地下鉄で男が囚われたトラップのシーン。セットや強化遠近法、実写とVFXを巧みに操り、驚きの映像を生み出していることがわかる。どこが人体でどこが作り物かといった細かい点も丁寧に解説しており大変興味深い映像だ。
数々の工夫を知ることができる貴重な映像となっているが、刺激が強い映像が含まれるため視聴にはご注意いただきたい。
これらは78分もの特典映像のごく一部である。
他の部分では、企画の成り立ちやキャスティング、撮影の舞台裏、1フレームの攻防が行われる編集、コロナウィルスの影響を受けての公開秘話、さらにはシリーズの展開も振り返ったマーケティングなどに触れられており、『スパイラル』及び『ソウ』シリーズファンだけでなくホラーファン、映画ファンにぜひ見ていただきたい特典映像となっている。
『スパイラル:ソウ オールリセット』Blu-rayは5,280円(税込)で発売中。
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