世間に衝撃与えた池袋暴走母子死亡事故、遺族と上級国民の壮絶な3年間に迫る『池袋母子死亡事故「約束」から3年』
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3月18日から同月24日にかけて、ヒューマントラストシネマ渋谷にて「TBSドキュメンタリー映画祭2022」が開催される。全11作品のラインアップの内、国内に目を向けた2作品『池袋母子死亡事故「約束」から3年』および『日の丸〜それは今なのかもしれない〜』が公開される。
・ドキュメンタリー映画『池袋母子死亡事故「約束」から3年』および『日の丸〜それは今なのかもしれない〜』その他写真はこちら
守田哲監督「この事故は『高齢ドライバーとどう向き合うべきなのか?』という問いを私たちに突きつけた」
『池袋母子死亡事故「約束」から3年』は、2019年4月、東京・池袋の路上で乗用車が暴走し、母子が死亡、9人が重軽傷を負った事故にフォーカスした。
「安全な車を開発して欲しい」と記者に語ったのは、元キャリア官僚である飯塚幸三受刑者。禁錮5年の判決を受け、今は地方の高齢者向けの刑務所で服役している。松永拓也さんは1人ぼっちの部屋で、亡くなった真菜さんと莉子ちゃんの遺品整理を始めた。「罪と向き合って欲しい」という思いは、衰えゆく90歳の高齢ドライバーに届くのか。“上級国⺠”への誹謗中傷、遺族の再発防止への願い、すれ違い続ける両者。社会に衝撃を与えた暴走事故を、遺族と加害者の現実を3年にわたって追い続けた記録映像が展開される。
監督の守田哲は「『事件事故は時代を映す鏡』と言われます。この事故は『高齢ドライバーとどう向き合うべきなのか?』という問いを私たちに突きつけました。飯塚受刑者の真意は何だったのか? 体に不安を抱える 90歳の高齢者が『罪と向き合う』ことは可能なのでしょうか? すれ違い続ける遺族と加害者の思い。知られざる記録をご覧下さい」とコメントしている。
閣議で問題視された問題作が令和に復活
1967年2月放送、街頭インタビューのみで構成された番組『日の丸』はTBSドキュメンタリー史上、最大の問題作と呼ばれ、放送当時に閣議で問題視された。ドキュメンタリー作品『日の丸〜それは今なのかもしれない〜』は、2022年と1967年、2つの時代の『日の丸』インタビューの対比を中心に、「日本」の姿を浮かび上がらせていく。先日ドキュメンタリー「解放区」で放送されたテレビ版は各所で大きな波紋を呼んだ。
同作を手がけた佐井大紀監督は「『日の丸の赤は何を意味していますか?』『あなたに外国人の友達はいますか?』『もし戦争になったらその人と戦えますか?』『殺すこともですか?』私は町に飛び出して、道行く人々にマイクを向けた…。時代と国家、そして自分自身にも挑む作品となりました」と語っている。
「TBSドキュメンタリー映画祭2022」は3月18日よりヒューマントラストシネマ渋谷にて開催。他、全国順次開催。
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