中国で放送禁止、米紙は大絶賛! 恐ろしいほどに世界情勢を予言した風刺ドラマが話題沸騰

#2034 今そこにある未来#ジャック・オディアール#スターチャンネルEX#パリ13区#大島依提亜#山歌(サンカ)#山窩

『2034 今そこにある未来』
(C) Years and Years Limited 2019
『2034 今そこにある未来』
パリ13区
『山歌(サンカ)』

映画好きが集うエンタメサイト[ムビコレ]の、先週/37日〜313日の人気記事をピックアップして紹介! 先週は、ロシア軍によるウクライナ侵攻を予言していた!?とされるドラマが話題に。さらに、70歳の巨匠が描く大人の恋愛映画、かつて日本に実在した“ノマド”の民「山窩(サンカ)」の姿を描く作品が注目を集めた。

 

ウクライナ侵攻を予言? ワシントンポストが大絶賛した風刺ドラマ

恐ろしいほどに現在の状況を言い当てている…と言われているのが、「スターチャンネルEX」にて全話独占配信中の『2034 今そこにある未来』(全6話)。2019年から2034年までの15年間の社会情勢を英国マンチェスターに住む一般家庭の視点で風刺した家族ドラマだ。

本作は、2019年の作品でありながら、ロシア軍によるウクライナ侵攻など、「現在」と恐ろしいほどリンクした内容で話題に。米ワシントンポスト紙が「2019年最高傑作の1つ」と絶賛した一方、中国では放送禁止にもなった。

現実にあり得たかもしれない、そして今後あり得るかもしれない…。気になる方はぜひ、そんな未来”を覗いてみてはいかがだろうか。

・ロシア軍によるウクライナ侵攻など、現在の状況と恐ろしいほどリンクした近未来予測SFドラマ

高校教師、大学生、ポルノ女優…パリの恋愛模様をモノクロームで!

ジャック・オディアール監督×セリーヌ・シアマ脚本の『パリ13区』から、メインビジュアルが公開。本作品は、今年70歳を迎える鬼才ジャック・オディアールが監督と、『燃ゆる女の肖像』(20年)で一躍世界のトップ監督となった現在43歳のセリーヌ・シアマと共同で脚本を手がけた新しいパリの物語。仏映画界の巨匠が、大人たちの恋愛を洗練されたモノクロームで描き出す。

ホアキン・フェニックス主演の『カモン カモン』、そして第94回アカデミー賞で7部門のノミネートを果たした『ベルファスト』と共にこの春注目のモノクロ作品だ。『ミッドサマー』(20年)『ちょっと思い出しただけ』(22年)などのデザイナー・大島依提亜が手掛ける美しいメインビジュアルもぜひチェックしておこう。

・コールセンター、高校教師、大学生、ポルノ女優…現代のパリを生きる若者たち

戸籍を持たぬ漂泊の民・山窩(サンカ)の生き様描く

日本の山々に実在した漂泊の民・山窩(サンカ)をモチーフに孤独な少年とサンカ一家の交流を描いた人間ドラマ『山歌(サンカ)』の予告編が公開となった。

戸籍を持たず、山から山へ、旅の生活を続け生きていた山窩。彼らが社会から差別や迫害を受け、山の中だけでは生きていけなくなる様子が主人公の目線で描かれる。

予告編では、杉田雷麟演じる主人公・則夫が、小向なるが演じるサンカの娘・ハナと出会う劇的なシーンが見られる。かつて日本に存在した“ノマド”の生き方、そして“差別”についても深く考えさせられそうな作品だ。

・かつて日本に実在した山の漂泊民・山窩と出会い、その力強さに魅了される孤独な少年