3月27日(現地時間)、米ロサンゼルスで第94回アカデミー賞が催され、西島秀俊主演、濱口竜介監督作の『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞を受賞した。日本映画が同賞を受賞するのは、『おくりびと』(08年)以来13年ぶり。
・アカデミー賞レッドカーペットに登場した濱口監督、西島、岡田将生、霧島れいか、共同脚本の大江崇允、プロデューサーの山本晃久の姿はこちら!
西島秀俊「思ったより盛り上がっててびっくり」アカデミー賞のレッドカーペットに大興奮
国際長編映画賞の受賞スピーチで濱口監督は、手に抱えたオスカー像を見ながら「あなたがオスカーですね(笑)」とジョークを飛ばしつつ、「ここにいる俳優のみなさんにも感謝申し上げます。西島秀俊さん、岡田将生さん、霧島れいかさん、ジン・デヨンさん、パク・ユリムさん、ソニア・ユアンさん、アン・フィテさんおめでとうございます。そして、そして! ここに来られなかった全ての俳優のみなさんにも感謝いたします。特に赤いサーブ900を運転してくれた三浦透子さんに感謝します」と述べた。
なおレッドカーペットに登場した西島は「思ったより盛り上がってて(笑)、びっくりしてます。すごく楽しんでやらせてもらってます」とコメント。岡田も「すごい世界に来させてもらったなと。素晴らしい俳優さんたちがたくさんいて圧倒されています」と率直な心境を話した。
『ドライブ・マイ・カー』は、小説家・村上春樹の同名の短編小説を原作とする現代劇。妻を失った舞台俳優で演出家の家福悠介(西島秀俊)が、喪失感を抱えつつも希望に向かって歩んでいく姿を描く。アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門にノミネートされていた。
授賞式の模様は、3月28日午後10時よりWOWOWプライムおよびWOWOWオンデマンドにて字幕版が放送・配信される。
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