ソウル五輪の2年後に起きた実話! 韓国と北朝鮮の大使館員たちの生死を駆けた脱出に迫る
韓国のアカデミー賞と称される青龍映画賞の最優秀作品賞、監督賞含む5部門受賞
韓国を代表する名優キム・ユンソクと人気俳優チョ・インソンが初共演を果たし、2021年度韓国映画No1の大ヒットを記録したリュ・スンワン監督最新作『モガディシュ 脱出までの14日間』が、7月1日より全国公開されることが決定。これに合わせて本作のポスター・ビジュアルが解禁となった。
・ぶつかり合う不敵な面構えの名優たち! 韓国屈指のリゾート地を舞台に繰り広げられる熾烈な抗争
1990年、ソウル五輪を成功させた韓国は国連への加盟を目指し、多数の投票権を持つアフリカ諸国にロビー活動をしていた。ソマリアの首都モガディシュの韓国大使ハンは、なんとかソマリア政府上層部の支持を取り付けようと奔走している。一方、韓国より20年も早くアフリカ諸国との外交を始めていた北朝鮮も国連加盟を目指しており、両国間の妨害工作や情報操作はエスカレートしていく。
そんな中、政府に不満を持つ反乱軍によってソマリア内戦が勃発し、国はたちまち大混乱に陥る。各国の大使館は略奪や焼き討ちにあい、外国人の命の危険が差し迫っていた。反乱軍に襲われ北朝鮮大使館にいられなくなったリム大使は職員とその家族たちを連れて、絶対に相容れない韓国大使館へ助けを求める決心をする。果たしてハン大使は彼らを受け入れるのか、また彼らは全員モガディシュから生きて脱出できるのか。そしてその方法は?
韓国民主化から3年、ソウル五輪からわずか2年後に起こった知られざる実話の映画化を手掛けたのは、『ベテラン』(15年)や『ベルリンファイル』(13年)、『生き残るための3つの取引』(10年)などジャンルの枠にとらわれない新鮮な発想と社会を貫く視線で、観客を常に魅了し続けるリュ監督。当時のアメリカ海軍の記録から国内外交協会の記事、ソマリア国営テレビの資料など徹底した事前調査を行い、西アフリカモロッコでのオールロケを実施するなど内戦当時の状況を克明に再現している。
キャストには『1987、ある闘いの真実』(17年)のキム、『国家が破産する日』(18年)のホ・ジュノ、『ザ・キング』(17年)のチョ、『新感染半島 ファイナル・ステージ』(20年)のク・ギョファンなど韓国最高の俳優陣が顔を揃え、様々な思惑の中、韓国と北朝鮮の大使館員たちの生死を駆けた脱出の真実に迫った。
解禁されたポスター・ビジュアルには、内戦の混乱で黒煙や火の手が迫る中、身を寄せ合う韓国大使ハン(キム)と妻、カン参事官(チョ)らの姿が。怪我で血だらけになりながらも、その表情からは覚悟と緊張感が伝わり、「国か、命か。それは語ることを許されなかった14日間の真実」というコピーとともに、彼らの過酷な状況を想起させる。
韓国のアカデミー賞と称される第42回青龍映画賞で最優秀作品賞、監督賞含む5部門受賞するなど、2021年度の賞レースを席巻した本作。今夏の見逃せない一作がついに日本上陸となる。
『モガディシュ 脱出までの14日間』は7月1日より全国公開される。
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