ディカプリオ主演の終末系ダークコメディ、Netflix視聴時間で歴代2位!
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アカデミー賞ノミネート作、『ドント・ルック・アップ』にフォーカス
【Netflix TOP10】Netflixがオリジナル作品やライセンス作品を対象に、人気作品をランキングする「NetflixのTOP10」。今回「ムビコレ」がピックアップするのは、本年度アカデミー賞にもノミネートされた、視聴時間ランキング歴代第2位のNetflix映画『ドント・ルック・アップ』(英題:Don’t Look Up)。『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のアダム・マッケイ監督が、ジェニファー・ローレンスとレオナルド・ディカプリオ主演でつむぐ終末系ダークコメディだ。
・レオナルド・ディカプリオ「僕は何十年もこの主題の作品を探してきた」気候危機への関心明かす
天文学を専攻する大学院生のケイト・ディビアスキー(ローレンス)と冴えない天文学者のランドール・ミンディ博士 (ディカプリオ) は、彗星の新発見を喜びあうもその軌道が地球へと向かっていることに気づきがく然とする。そして惑星防衛調整局の仲介でオーリアン大統領 (メリル・ストリープ)と面会して、約半年後に彗星が衝突することを報告するが、数週間後に迫る中間選挙の影響を心配する大統領はなんともやる気のない返事。事態を重く見たケイトとミンディは、独自に大手メディアを使って地球滅亡の危機を訴えることに。
タイトルが示唆するものは?
アイドルの芸能スキャンダルの延長線で“彗星衝突の危機”を語る朝の情報番組や、彗星爆破プロジェクトを選挙の支持率UPに利用しようとする大統領、はては彗星の資源を狙う起業家まで登場して物語は大混戦。大人たちの無責任さにキレまくるケイトに対し、“ちょっとイケメン”のミンディ博士は、キャラクターとして人気者になったことで浮気にCM出演にと脱線していく…。そう、タイトルの“ドント・ルック・アップ(空を見上げるな)”からも分かる通り、本作で描かれるのは真実から目をそらそうとする人々の滑稽な姿なのだ。田舎の大学教授を全力で体現したレオナルドの“ぽっちゃりお腹”も要注目!
ケイト・ブランシェットにティモシー・シャラメ、豪華キャストが共演!
またこの他の出演者として、ミンディ博士と浮気をする司会者ブリーをケイト・ブランシェット、大統領補佐官であり息子のジェイソンをジョナ・ヒル、ケイトの恋人ユールをティモシー・シャラメが演じるなど豪華俳優陣が集結。まるで現代社会に蔓延るひずみを隠喩しているようなこのシニカルコメディは、3月下旬に開催された第94回アカデミー賞で作品賞・脚本賞・編集賞にノミネートされた。
ライアン・レイノルズ大人気! 3作品がランクイン!
『ドント・ルック・アップ』は昨年一部劇場にて先行公開され、12月24日からNetflixで配信スタート。配信開始から28日間の視聴時間を基に集計される「Netflix歴代TOP10」(映画/英語)では3億5,979万時間を記録して第2位に。
ちなみに第1位はドウェイン・ジョンソンがガル・ガドットとライアン・レイノルズとタッグを組んて描くアクション・コメディ『レッド・ノーティス』(3億6,402万時間)。レイノルズはこのほかにも第5位にSFアドベンチャー『アダム&アダム』(2億2,722万時間 ※3月11日~4月3日集計分)、第9位にサスペンス・アクション『6アンダーグラウンド』(2億547万時間)と計3作品がランクインするなど、絶対的な人気の高さを見せつけている。(文:足立美由紀/ライター)
【Netflix歴代Top10(映画/英語)/配信開始後28日間の視聴時間】
1位『レッド・ノーティス』
2位『ドント・ルック・アップ』
3位『バード・ボックス』
4位『タイラー・レイク -命の奪還-』
5位『アダム&アダム』
6位『消えない罪』
7位『アイリッシュマン』
8位『キスから始まるものがたり2』
9位『6アンダーグラウンド』
10位『スペンサー・コンフィデンシャル』
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