京都小劇場出身の吉岡里帆、10年目で舞台初主演「スルメが丘は花の匂い」7月上演

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スルメが丘は花の匂い
舞台「スルメが丘は花の匂い」ビジュアル
スルメが丘は花の匂い
スルメが丘は花の匂い

女優の吉岡里帆が、岩崎う大(かもめんたる)が作・演出を手がける新作舞台「スルメが丘は花の匂い」で舞台初主演を飾ることが分かった。あわせて吉岡がスルメをモチーフにしたファンタジックなキャラクタービジュアルが解禁された。

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スルメ姫役は元モーニング娘。の鞘師里保!

本作は、童話の世界を舞台に「幸せとは何か」「価値観の違う者同士が共存するにはどうすればよいか」という普遍的テーマに触れたファンタジー・コメディー。シンデレラや浦島太郎など童話の登場人物が生まれる不思議な世界に迷い込んでしまった、会社員の縁緑(えにし・みどり/吉岡里帆)。緑は「スルメ姫」という物語の主人公として生まれた少女クロエと出会う。緑の登場により混乱していく「スルメ姫」の物語。物語を成立させようと必死な登場人物たち。一体どんな結末を迎えるのか? 緑は元の世界へ戻ることができるのか…?、というストーリーが展開される。

主人公の縁は吉岡、皆に“スルメ姫”と呼ばれているクロエ役は、モーニング娘。在籍時に絶大な人気を集め、N.Y.留学を経て芸能活動を再開した鞘師里保が演じる。クロエの幼なじみであるトムと王子の2役には、連続テレビ小説『エール』で注目度される伊藤あさひ。

クロエの父、ハンス役は岩崎う大、クロエの幼なじみでトムの姉・ジーノを演じるのは女優の牧野莉佳。クロエの母・レベッカ役には、劇団かもめんたるのもりももこ。旅人役は小椋大輔。スルメが丘に住む預言者・ノバ役は、ドラマ『時効警察』シリーズなど数々の作品に出演するバイプレイヤー・ふせえり。

作・演出の岩崎は、2013年にキングオブコントで優勝した実力派コント師でありながら、自身が主宰する「劇団かもめんたる」の作品「GOOD PETS FOR THE GOD」(19年)と「君とならどんな夕暮れも怖くない」(20年)が、岸田國士戯曲賞候補作にノミネートされるなど、劇作家・演出家としても近年注目を集める岩崎が本作を書き下ろした。岩崎がプロデュース公演の作・演出を手がけるのは、今回が初となる。

京都・小劇場出身の吉岡里帆、初主演作は「皆さんには今までにない体験をしていただける」

吉岡は、京都の小劇場で女優として腕を磨き、2013年より女優として本格的に活動を開始。舞台演劇への思い入れは深く、昨年10月には「関西演劇祭2021」の実行委員長発表会見にて「初めて見たすばらしい演劇が人生の転機になった」と言い、舞台の魅力を語っていた。

そんな吉岡は今作で初主演を務めるにあたって「『スルメが丘は花の匂い』で異世界からやってきた女の子、緑を演じさせていただきます。岩崎う大さんとは一度共演させていただいたことがあり、独特な空気が漂っていて面白い方だなと直感的に感じました。岩崎さんの世界観を体現できるように、一緒に丁寧にものづくりしていきたいなと思っています。かわいらしい世界観の中にもどこか奇妙な空気が常に漂っているような作品で、皆さんには『なんだこの作品は!』と今までにない体験をしていただけるのではないかと思います。ぜひお楽しみに!」とコメント。

作・演出の岩崎は「吉岡里帆さんとは、以前共演させていただいて、とにかくセンスの良い方だと感じました。こんな人と何か作れたら、面白いだろうなあと思っていたら、今回こんな機会に巡りあって、幸せです」と述べている。

「スルメが丘は花の匂い」は、7月22日~7月31日より東京・紀伊國屋のサザンシアターTAKASHIMAYAにて上演。8月より大阪他6ヵ所を巡演。

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