映画好きが集うエンタメサイト[ムビコレ]の、先週(4月25日〜5月1日)の人気記事をピックアップして紹介! 先週は、SNSや部落差別、超高齢化社会など、社会問題に切り込む作品が話題を集めた。
Twitterの投稿がバズって映画に…ストリッパー2人、悪夢の“出稼ぎ”ツアー
8月26日に全国公開される『Zola ゾラ』の特報映像が公開された。
本作は、実在の一般女性アザイア“ゾラ”キングのTwitterの連続投稿を元にしたロードムービー。レストランで働くストリッパー・ゾラが客としてやってきたステファニと意気投合し、「一晩で5000ドルも稼げるの」とフロリダへの“出稼ぎ旅”に誘われる。これが48時間の悪夢の始まりだとは露知らず……。
軽い気持ちで乗ったビジネスの話が、思わぬ事態に巻き込まれ、どんどん悪い方向に進んでいってしまう。素性も知らない人と簡単に出会える“今”だからこそ起きやすいであろうトラブルだが、それがツイートの“バズ”で広まり映画になったというのもまた現代的だ。
果たしてゾラの身に何があったのか、そしてその後どうなったのか…内容が気になるが、続報を楽しみに待とう。
・「一晩で5000ドルも稼げるの」…ストリッパー2人、悪夢の“出稼ぎ”ツアー
実はみんなが奥底で意識する「部落問題」をときほぐす、衝撃の3時間25分!
続いては、「部落問題」に関する話題だ。「部落差別」の起源と変遷から、根強く残る差別の現状までを丸ごと描いたドキュメンタリー映画『私のはなし 部落のはなし』が5月21日に公開される。
男性の「俺は小学校で太鼓やってたから、そんときに自分たちの地域が“そういう地域”って言われたの覚えてる」という話から始まる予告編。現在、法律や制度の上では「部落」や「部落民」は存在しない。しかし、今でも少なからぬ日本人が根強い差別意識を抱えているという。
そんな差別の現状を、当事者たちの話を紡ぐことで鮮やかに描き出したのが本作品だ。「過去の出来事」というイメージのある部落差別だが、実際は「いまの自分事」であるという。その歴史や現状を、この機会に映画を通して知ってみてはいかがだろうか。
・実はみんなが奥底で意識する「部落問題」をときほぐす、衝撃の3時間25分!
倍賞千恵子が出演即決! 75歳以上の高齢者に死を選ぶ権利を認める制度「PLAN 75」とは?
倍賞千恵子主演『PLAN 75』が6月17日より全国公開される。
本作は、超高齢化社会に対応すべく75歳以上が自ら生死を選択できる制度〈プラン75〉が施行され、その制度に大きく翻弄される人々の姿を描いた衝撃作。
脚本・監督を務めた早川千絵は本作について、「経済的合理性を優先し、人の痛みへの想像力を欠く昨今の社会に対する憤りに突き動かされて生まれた映画です」と語る。倍賞も「最初は“酷い話”だと思ったのですが…」と話す本作の設定だが、現代社会を反映させた“投げかけ”にはハッとさせられそうだ。
5月17日から始まる第75回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門に正式出品も決定した本作にぜひ注目したい。
・「最初は“酷い話”だと思ったのですが…」倍賞千恵子が出演を即決した理由とは!?
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