ビル・マーレイが「意見の相違」についてテレビで説明
ビル・マーレイが、先ごろ彼の不適切な行動が原因で出演映画『Being Mortal(原題)』の撮影が中止されたことについて語った。
Netflixオリジナル『マスター・オブ・ゼロ』の監督・主演で知られるアジス・アンザリ。『Being Mortal』は、彼が初めて長編映画の監督・主演を務める作品だが、撮影中の4月中旬に、マーレイについて不適切な行いの苦情が寄せられたことから、製作会社の「サーチライト・ピクチャーズ」は撮影を中断したと発表していた。
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先月30日(現地時間)にマーレイは、アメリカのビジネスニュース専門放送局「CNBC」の取材に応じ、一緒に仕事をしていた女性との間に「意見の相違」があり、それが苦情となって制作中断につながったと語った。マーレイは「私が面白いと思ってやったことが、そのように受け取られなかったのです」と説明した。
CNBCは、投資ファンドのバークシャー・ハサウェイの年次株主総会でマーレイに取材を行った。同ファンドの株主であると思われるマーレイは、撮影現場で何が起こったかの詳細は明らかにしなかったが、制作再開についても、女性との間に起きた出来事についても解決するであろうと「楽観視」していると報じている。
「私たちは今も話し合いを続けていて、和解しようとしている」「私たちは2人ともプロフェッショナルで、お互いの仕事が好きだ。お互いのことを好きだと思っているし、もしも仲良くなれず、信頼し合えないのなら、これ以上一緒に仕事をしたり、映画を作ったりする意味はない。(今回の件は)私にとって、かなり勉強になった」
このように語ったマーレイは、制作が中断されて以来、何が起きたかを考えて過ごしているという。
「世界は、私が子どもだった頃とは違う。子どもの頃に面白いと思っていたことが、必ずしも今も同じように面白いとは限らない」「物事は変わり、時代は変わる、だからそれを理解することが大切だ。そして最も重要なのは、相手にとって最善であることだと思う。それを考えてみて、相手にとってベストでないなら、私がどうなるかというのはどうでもいいことです」
マーレイはかつて、『チャーリーズ・エンジェル』(2000)に出演した際、撮影中に主演の1人だったルーシー・リューに暴言を吐いて騒動になったことがある。リューは昨年、この事件についてポッドキャストに出演した際に語り、「許しがたく、受け入れがたい」暴言を「ただ座って受け止めるつもりはありませんでした」と振り返った。
リューは、その後マーレイとの間に確執はなく、TV番組で再会した際のマーレイは礼儀正しかったとしている。
今回『Being Mortal』の現場で何が起きたのかは不明だが、先述のインタビューでマーレイは「私にとって最も幸せなこと」は、彼と女性の両者が仕事に「仕事に戻り」「それまで多くの時間を費やして切磋琢磨してきた仕事において、互いを信頼して働く」ことだと語った。そして「何も学ぶことができなくなるのは哀れな犬だ。私はそんな哀れな犬になりたくないし、そうなるつもりもない」
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