女将がアナタの夢の中で恨み、晴らします!? 泣けるコメディ『サンガプ屋台』
大昔に自殺した罪で10万人の恨みを晴らすノルマを課せられ…
人気のウェブ漫画が原作。サンガプ屋台をクィ班長(チェ・ウォニョン)と共に運営する女将のウォルジュ(ファン・ジョンウム)は、500年前の巫女でありながら自殺した罪を償うため、10万人の恨みを晴らすという宿命を背負っている。「10万人まで残り10人」というある日、偶然出会ったスーパーの契約社員ハン・ガンべ(ユク・ソンジェ/BTOB)に人に触れると心の内を吐露させる特殊能力があることを知り、アルバイトに勧誘するが…。
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天涯孤独なガンベVS屈強な彼女の恋の行方は?
サンガプ屋台には、ほとんどの客が1人で訪れる。悩みのありそうな客に特別なお酒を飲ませて寝かせ、その夢の中にクィ班長とウォルジュが入ってお悩み解決するわけだ。
そこに特殊能力を持つガンベが加わったから、お悩み解決の速度も更にパワーアップする。そんな彼がガードマンとして働く同僚女性に恋をするのだが、不思議と彼女に触っても何も起こらない。彼女も恋愛に関してはかなりのトラウマを抱えており、大好きなはずのガンベの告白にも「嫌われたくない」とあっさり断ってしまうのが切ない。
常に玉ねぎの皮むきをしている班長が夢の中では大活躍!?
屋台に入ると、いつも厨房で変なメガネをかけて玉ねぎの皮をむいているキィ班長の存在感が際立つ。そんな彼も実はあの世では警察の元腕利き班長。ウォルジュたちが夢の中でピンチに陥ると、持ち前のスキルを発揮して華麗なるアクションを披露してくれる。最終回近くになると、班長と女将との深い因縁が明らかになり、胸キュンシーンも満載だ。
そして、天涯孤独なガンベもこの2人と大きな関わりがあったことが分かる。ガンベの夢の中で班長が父で女将が母に扮した家族の光景は、夢の中と分かっていても思わず涙させられるシーンだ。
美貌の女将役はファン・ジョンウム、BTOBソンジェは入隊前作品!
美貌の女将のウォルジュとして2年ぶりのドラマ出演を果たしたファン・ジョンウムは、1985年生まれの女優。女性アイドルグループSugarのメンバーとしてデビューした。また、ウォルジュを見張るため派遣されたクィ班長を演じた演技派チェ・ウォニョンは、1976年生まれの俳優。2002年の映画でデビューし、2020年には日本ドラマのリメイク『僕のヤバい妻』の主演を果たした。また、真面目な青年ガンベを演じたユク・ソンジェは、1995年生まれの俳優。アイドルグループBTOBのボーカルを務め、本作が入隊前最後の作品になった。
笑って、泣いて、スッキリ気分で就寝!
屋台で働く3人のコントのようなやりとりも見ものの本作。コネ入社が横行しているせいで就職試験に落ち続けた男性や、急に亡くなったことで夫に想いを残し、なかなか天界へいけない中年女性など、コメディというよりは泣ける話ばかりを取り上げているのもいい。
・美しい女将と飲みたくなる! 『サンガプ屋台』その他の写真はこちら
ウォルジュら3人の見事な連携プレーによりお悩み解決すると、なぜか気持ちもスッキリさせられる。まさに、寝る前に見ればぐっすりとよい夢をみられそうなドラマだった。(文:渡邉啓子/ライター)
Netflixシリーズ『サンガプ屋台』独占配信中。
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