ジョニー・デップ、裁判では母からの虐待も赤裸々告白
ジョニー・デップが、現在バージニア州で行われている元妻アンバー・ハードに対する名誉毀損裁判で、証言のために呼び戻されるのではないかと言われている。
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2016年にデップからの虐待を訴えたハードは、2017年に離婚が成立した翌年、ワシントン・ポスト紙にエッセイを寄稿。名指しはしないものの明らかにデップについて「家庭内虐待を表象する著名人」と言及し、これについてデップが名誉毀損を訴えている。
「New York Post」報道によると、ハードの弁護団は来週再開される裁判で、デップを再び証人喚問する予定で、さらに彼の元恋人の1人が証言台に立つ見込みだという。
1990年代にデップと交際していた女優のエレン・バーキンはビデオリンクを通じて証言する予定だ。バーキンは2020年、デップがイギリスの『大衆紙The Sun』を相手に名誉毀損訴訟を起こした際、交際中に虐待を受けたと主張したことがある。デップが嫉妬に駆られて激怒し、ホテルの部屋にワインボトル投げつけたというものだったが、デップは当時これを「事実無根」として、バーキンは恨みを抱いていると語った。
「彼女は私ときちんとした関係を持ちたかったが、私はそれを望まなかった。私は彼女に対して、彼女が私に抱いていたのと同じような気持ちは感じていなかったし、その瞬間から彼女は非常に怒り出したと思う。それ以来、私はバーキンさんとは話していません」とデップは語っている。
また、アンバーの姉妹であるホイットニー・ヘンリケスも証言台に立つ予定。ハードによると、デップが姉を階段から突き落とそうとしていると感じて恐怖に駆られ、デップの顔を真正面から殴ったことがある。デップとハードは、彼のペントハウスの中二階で喧嘩をしていてハードの姉妹が仲裁に入った。ヘンリケスはこの件について質問される可能性が高い。
先日の法廷でハードは、この時初めてデップを殴ったと言い、彼女によると、殴った後にデップは笑い始めたという。
一方、デップ側の証人やデップ本人はこの件について、攻撃を仕向けたのはハードで、デップは何もしていなかったと証言している。
デップは、一度も女性を殴ったことがないと主張し、感情的・身体的に虐待する母親の下で育った生い立ちについて赤裸々に語った。
ハードは5日(現地時間)に証言台に立ち、デップから受けた虐待の数々を涙ながらに訴えた。インターネットなどで裁判の中継を見ていた人たちは、彼女の訴えを信じて「#IStandWithAmberHeard(私はアンバーと共にいます)」とハッシュタグを付けて支持を表明する層と、ハードの一挙一動を細かく観察して、彼女は嘘泣きで涙を一滴もこぼさず、証言も嘘だらけだと主張するデップの熱心なファンを中心とした層に分かれている。
裁判は16日(現地時間)から再開され、27日に最終弁論が予定されている。
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