ジミなOLを演じた井上真央「普段もジミ」、『白ゆき姫殺人事件』初日舞台挨拶

2014.03.31

その他の写真はこちら（2）

左から湊かなえ、中村義洋監督、蓮佛美沙子、井上真央、綾野剛、菜々緒、貫地谷しほり

『告白』『北のカナリアたち』の原作者である湊かなえの同名小説を映画化した『白ゆき姫殺人事件』。この作品の初日舞台挨拶が3月29日に丸の内ピカデリーで行われ、キャストの井上真央、綾野剛、蓮佛美沙子、菜々緒、貫地谷しほりと、湊、中村義洋監督が登壇した。

・「地味でつまらない女」にキャスティングされた井上真央が「複雑な気持ち」

本作は、日の出化粧品の美人OL・三木典子がメッタ刺しにされた上に火を付けられるという殺人事件をベースに、ツイッター好きのワイドショー・ディレクターが裏情報をキャッチし事件を追うなか、同じ化粧品会社のジミな社員・城野美姫が犯人候補として浮かび上がるというもの。

城野を演じた井上は「本当にジミな役でした」と自身の役柄を振り返ると、「普段も私はジミなので」と挨拶。客席から「ジミじゃないよ！」という掛け声がかかると「ありがとうございます」と笑顔で応じた。

ワイドショーのディレクター赤星を演じた綾野は「本当に救いようのないクズを演じました」と笑うと、これが映画初出演で、殺される三木典子役に扮した菜々緒は「日本一の美人OLということで、すごくプレッシャーでした」とコメント。原作者の湊は「悔しいので1回しか言いません。映画がとっても面白すぎて、原作者としては心地よい敗北感を味わっています。ツイートしてください（笑）」と話していた。

その後、ツイッターが映画全体の大事なスパイスになっている物語にちなみ、「公開初日だからこそつぶやける○○」という共通質問が用意され、「地味にヒットしたい　なう　いや　ウィル」と書き込んだ井上は「“なう”ってちょっと言ってみたかった（笑）。しぶとく長い、ランキングにずっと入っているような作品になれたらと思います」とコメント。

綾野は役名の「赤星」について「“あかぼし”じゃないよ“あかほし”だから。原作で実際に赤星がこういう風に言うところがあるんですけど、これ大事です」と語った。

そうしたなか、菜々緒は「映画がヒットしなければツイッターやめます」と爆弾発言。「おそらく映画も“炎上”する気がして、絶対にヒットするだろうなって自信があるので」と本作のヒットに“自信”を垣間見せいた。