綾瀬はるか、長谷川博己の手を取り優しく導く…「力を抜いて」

#コメディ #ノンフィクション作家 #ヒューマンドラマ #綾瀬はるか #長谷川博己 #髙橋秀実 2022.06.09

長谷川博己、綾瀬はるか共演『はい、泳げません』本編映像

『花束みたいな恋をした』の製作プロダクション・リトルモアによる、長谷川博己主演、綾瀬はるか共演の映画『はい、泳げません』が6月10日に公開される。このたび、長谷川演じる泳げない哲学者・小鳥遊雄司が、水泳コーチの薄原（綾瀬）からクロールの泳ぎのポイントを教わる本編からの抜き映像とスチール写真が公開された。

・このたび公開された抜き映像はコチラ！

公開された抜き映像は、綾瀬演じる水泳コーチの薄原が、長谷川演じる泳げない小鳥遊や教室に通う主婦たちに、クロールで難しいとされている“息継ぎのポイント”を教えるシーンで始まる。

薄原は、恐怖でカチコチになっている小鳥遊の右手を取り、腕を前に出しながらも痛くない体制になるよう自然と促す。そのまま自身の胸の前で「力を抜いて」と優しい声を掛けながら支え、泳ぎのフォームを教えているのだ。小鳥遊は不安げな様子ながらも身体を委ね、そのまま一人でバタ足を続ける。泳げない人にしか見えない素晴らしい長谷川の演技に注目だ。

そして迎える、泳げない小鳥遊がついに泳げた瞬間。途中、ううっと声をもらしたり、水を飲みそうになりながらも、なんとかバタ足を続け、コースの最後まで行きつく。顔をぬぐいながふと立つと、感極まった表情で「泳げた……今の泳げましたよね?!」と歓喜の声を上げる。

綾瀬は「本当は泳ぐのが上手なのに、下手に泳ぐ練習を一生懸命されていたのが印象的」と長谷川の役作りを労った。

ノンフィクション作家・髙橋秀実の著書の映画化

本作品は、第23回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞しドラマ化もされた著書『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』や、第10回小林秀雄賞受賞の『ご先祖様はどちら様』等で知られるノンフィクション作家・髙橋秀実の同名著書の映画化。

大学で哲学を教える小鳥遊雄司は、泳げない。水に顔をつけることも怖い。人間と水の関係についての頭でっかちな理屈ばかりをこねて、水を避けてきた雄司はある日、ひょんなことから水泳教室に通い始めることになる。訪れたプールの受付で、強引に入会を勧めたのが水泳コーチ・薄原静香だった。静香が毎日教える賑やかな主婦たちの中に、体をこわばらせた雄司がぎこちなく混ざる。その日から、陸よりも水中の方が生きやすいという静香と、水への恐怖で大騒ぎしながらそれでも続ける雄司の、一進一退の日々が始まる。それは、ある理由で水をおそれることになった雄司の、苦しくも再生の日々だった──。

『はい、泳げません』は、6月10日に公開される。