え、そっち!? フランスNo1パロディ映画『バッドマン』の元ネタは、むしろアノSPY映画!
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フランスNo1ヒットのアクション・コメディのコンセプトとは?
フランス発アクション・コメディ『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』が7月15日より公開される。このたび、監督・脚本・主演を務めたフィリップ・ラショーがそのコンセプトについて語った。
コロナ禍のフランスで公開され、人々に勇気と笑顔を届けNo1ヒットを記録した本作品。そのコンエプトについて、ラショーは次のように語った。
「もともとは、映画の撮影中に記憶を失う俳優というアイデアで、『ジェイソン・ボーン』シリーズのパロディをやりたかったんだ。スーパーヒーローのテーマは後から思いついたものなんだよ。スパイ映画を撮影中の俳優が、車のスタントシーンで事故に遭う。意識を失ってショック状態になり、もはや自分が何者かわからなくなってしまう。トランクを開けると、血痕、ガジェット、偽パスポート、銃を見つけて、自分は本物の秘密工作員だと思い込むんだ。でも、スパイ・サスペンスのダークな一面や暗殺者としての一面は僕たちにとって重すぎるものになったから、スーパーヒーローの世界のもっと前向きな雰囲気に切り替えることにしたんだ」
また、ハリウッドのアメコミヒーロー作品をリスペクトし数々の名場面に笑いを加えた本作品は、撮影現場にも笑顔があふれていた様子だ。
「脚本の執筆は魔法の杖を使うようなものだよ。書いたことが全部本当のことになる。作り物の正義の味方ヒーローであるバッドマンの撮影は素晴らしい体験だったよ。大の大人がスーパーヒーローごっこをしている幼い子どものように楽しんでね。たとえそれがパロディでも! 『キック・アス』と似た経緯で、セドリックというキャラクターは夢を実現させることで、現実においてヒーローになるんだ」
フランス発、史上最低のスーパーヒーロー“バッドマン”
本作品は、警察署長の父親の反対を押し切り、役者として夢を追い続けてきたセドリックがようやく掴んだヒーロー映画「バッドマン」の主役に抜擢されるところから話が始まる。“バッドモービル”に乗り、宿敵“ピエロ”と戦うヒーロー映画だ。
このチャンスを逃してはならないと、セドリックは体を鍛え上げ、武術を学び撮影に挑む。戸惑いながらも撮影初日が順調に終わろうとする中、妹から父親が倒れたという知らせが入る。焦ったセドリックは、バッドスーツのままバッドモービルに乗り病院へと急ぐが、その途中で事故に遭い気絶してしまう。そして目を覚ますと、自分の名前や過去の記憶を失っていた──。
『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』は、7月15日より公開される。
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