コリン・ファレルの“ペンギン”に、「嘘でしょ!? 面影もみつからない」
『THE BATMANーザ・バットマンー』4KBD発売記念インタビュー
『ジョーカー』に続くDCユニバースに属さない最新作『THE BATMANーザ・バットマンー』の4Kブルーレイが7月6日より発売を開始。このたび若きバットマンを演じたロバート・パティンソンとキャットウーマンを演じたゾーイ・クラヴィッツのスペシャルインタビュー映像が公開された。
インタビュー映像では、バットマン/ブルース・ウェインを演じたロバート・パティンソンがバットスーツについて語る様子からはじまる。
ロバートは、「バットスーツを着ると、自分がすごく強くなった気分になるんだ。体格が10倍大きくなった気がして、力がみなぎるんだ」とスーツがもたらすパワーに触れると同時に「でも、たった10分ほど軽く動き回るだけで汗びっしょりになる」と苦労も。
マスクをつけての演技もかなり悩んだようで、「早い段階で普通の役よりもずっと難しいと気付いたよ。他の役柄にはないような、独特の難しさがあった」と語る。
「今まで自分が習得してきた演じ方は、まるで役に立たない。全く違う伝え方を学ぶ必要があった。最初は怖かったよ。どんなに頑張っても、スーツ越しでは何も伝わらない気がした。でも、少しの動きでも象徴的なマスクの存在感で、多くが伝わると気付いたんだ。表情でいろいろ演技をする以上にね」
本作品のバットマンの印象については、「全てに手作り感があって、本当に人が作った感じがする。大金持ちではあるけど、彼は普通の人間だ。そこが魅力だよね。資金と根気さえあれば作れると感じられるのがいいね」とキャラクターへの親近感を語った。
ゾーイ・クラヴィッツ、テコンドーを習った過去を告白
一方で、キャットウーマンを演じたゾーイは、本編でも華麗なアクションを披露しているが、スタントコーディネーターを務めたロバート・アロンゾとは小さい頃からの知り合いだったそう。
「実は7歳の頃、彼にテコンドーを習ってたの。今回久しぶりに再会できてうれしかったわ。本作品のために子どもの頃から訓練してたってことね! それは冗談だけど、彼がリアルさを大事にしてくれてよかった」
特殊メイクで”別人すぎてわからない”と話題になったペンギン役のコリン・ファレルについても、初見当時を振り返って語っている。
「本当に驚いたわ。信じられなかった! 入ってきたコリンを見て、ウソでしょ!? って、信じられなかったわ。目の前まで来たので、なんとかコリンの面影を探したけど、見つからなかった。本作品以外で彼にあまり会ったことがないから、いまだにコリンをよく知らない気がする。あのペンギンの顔でしか接してなかったから。撮影後に帰ろうとする彼を見て、あれは誰? ってなった。でも動作や歩き方、話し方でペンギンを現実のものにしたのはコリンよ。本当に完璧にあのキャラクターを演じてた」
バットマンの起源ではなく、若きバットマンの心の葛藤描く
本作品は、バットマンこと若き日の青年ブルースの葛藤を描いたミステリアスかつエモーショナルな物語。
優しくもミステリアスな青年ブルースは、両親殺害の復讐を誓い、夜は黒いマスクで素顔を隠し犯罪者を見つけては力でねじ伏せ悪と敵対する存在の“バットマン”になろうとしている。ある日、権力者が標的になった連続殺人事件が発生。その犯人を名乗るのは、史上最狂の知能犯・リドラー。ヤツは犯行の際必ず“なぞなぞ”を残し、警察や世界一優秀な探偵・ブルースを挑発する。いったい何のために犯行を繰り返すのか? そして暴かれる、政府の陰謀とブルースにまつわる過去の悪事や父親の罪……。追い詰められたブルースの心の中で、何かが音を立てて壊れ始める。世界の嘘を暴き、人間の本性を見抜けるか──?
ブルース役には、『ハリー・ポッター』『トワイライト』シリーズで一躍人気俳優の仲間入りし、日本でリピーター続出という社会現象を巻き起こした『TENET テネット』で主人公のバディ“ニール”を好演するなど、演技派俳優として再び注目を集めているロバート・パティンソン。
メガホンを取ったマット・リーヴス監督は本作品について「バットマンの起源ではなく、若きバットマンの心の変化を描きたかった」と語っている。
『THE BATMANーザ・バットマンー』<4K ULTRA HD&ブルーレイセット>【初回仕様】は8,980円・税込で発売中。
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