世界で絶賛されたインドの教育プログラム“スーパー30”誕生までの実話
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9/23公開『スーパー30 アーナンド先生の教室』予告編&場面写真解禁
世界で絶賛されたインドの教育プログラム“スーパー30”誕生に情熱を捧げた男の奇跡の実話『スーパー30 アーナンド先生の教室』が、9月23日から、全国で公開される。この度、予告編&場面写真8点が解禁となった。
奇跡の実話に基づき、貧困に夢を奪われながらも、世界を変えようと奮闘する1人の男の情熱と、劣悪な環境でも諦めない30人の生徒たちの学ぶことへの喜びをエンタテイメント性豊かに描きながら、やがて学ぶ権利の本質、身分制度と格差社会の問題を浮き彫りにしていく同作。
意欲と能力があっても、貧しさゆえに学ぶ権利が奪われ、格差社会の壁に苦しむ子どもたち。旧来の身分制度によって「王の子どもだけが王になれる」という考えが今も残るインドだが、それは“親ガチャ”という言葉が流行して、国会にも取り上げられるほど格差が進行する日本の姿にも重なる世界的な問題だ。運営資金が底をつき、空腹に苦しみ、マフィアに襲撃されながらも、型破りな授業を続けるアーナンドと30人の生徒たち。
能力はあっても、劣等感を持つ生徒に「もう王の子どもは王じゃない。王になるのは能力ある者だ」と語り、自信を持たせ、一緒に夢を実現しようとするアーナンドの姿は、あなたに世界を変える希望を与えてくれるだろう。
親ガチャなんて関係ない! 1人の男と30人の生徒の情熱が起こした奇跡
出演は、“世界で最もハンサムな男性ランキング”で上位となったインド映画界のイケメンスター、リティク・ローシャン。これまでの作品で見せてきたスターオーラを消し去って、実在の人物であるアーナンド・クマールをリアルに演じている。
この度、解禁となった予告編では、アーナンド・クマールの私塾“スーパー30(サーティ)”に集まった子ども30人への熱血指導からはじまる。
ボロボロの学び舎で「心で数式を書け」と話すアーナンドは、自信も天才的な数学の頭脳を持ちながら貧しい生まれのためケンブリッジ大学への留学を諦めた。
こんな悔しさを子どもたちには味合わせたくないと「貧しい子どもに無料で教えます」と掲げ、全国の貧しい家庭から優秀な頭脳を持つ30人を選抜。無償で食事と寮と教育を与え「時が来たら誰よりも高く飛べ!」という教えと共に最高学府IIT(インド工科大学)を目指す。
しかし順調なことばかりではなかった。経営が苦しく生徒たちにご飯を与えることもできない毎日に悩むアーナンドだったが、その強い意志に答えるかのように、徐々に生徒たちの力も向上していく。
また、合わせて解禁となった場面写真は、教壇に立つアーナンドの姿や、生徒30人との記念写真、彼女に手紙を渡す若かりし頃のアーナンドなどが並ぶ。
全世界が絶賛した教育プログラムとは……? 『スーパー30 アーナンド先生の教室』は、9月23日から、全国で公開される。
■スーパー30(サーティ)とは
2003年、インドの片田舎で始まった教育プログラムが全世界の賞賛を浴びた。天才的な数学の頭脳を持ちながら、貧しい生まれのためケンブリッジ大学への留学を諦めたアーナンド・クマールが始めた私塾:スーパー30。
全国の貧しい家庭から優秀な頭脳を持つ30人を選抜して、無償で食事と寮と教育を与えるというこのプログラムは、開始した年から、世界三大難関の一つと言われるインド最高峰の理系大学、IIT(インド工科大学)へ塾生を送り込むという快挙を成し遂げた。
その後、毎年20人前後がIITに合格。08年から3年にわたって30人全てを合格させて、いまも続いているこのプロジェクトに、世界中のマスコミが注目して、絶賛の声が寄せられた。
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