『異動辞令は音楽隊!』新場面写真公開
阿部寛演ずる主人公・成瀬司が捜査一課で現場一筋の鬼刑事から一転、広報課音楽隊配属を命じられる映画『異動辞令は音楽隊!』が、8月26日に全国公開される。このたび、磯村勇斗演じる坂本祥太を写した新たな場面写真が公開された。
坂本は捜査一課の巡査部長で、阿部演じる成瀬の部下。犯罪捜査一筋30年で、違法すれすれの捜査もいとわない成瀬に対して敬意も持ちつつも、その対応に苦慮している。
公開された場面写真では、成瀬に強張った表情で対峙する姿や、成瀬と共に捜査へ向かう様子、重苦しい雰囲気の捜査会議のなかひとり新聞を広げ横柄な態度をとる成瀬の隣で真剣な表情を浮かべている姿などが捉えられている。
動きの大きな成瀬を一歩離れたところからじっと見つめる坂本の目線は、観客の目線とも重なる。凛とした立ち姿と強い眼差しが印象的な磯村勇斗が選ばれた理由について、プロデューサーは次のように絶賛する。
「磯村さんの真摯に役に向き合う姿勢が、悩める優秀な後輩刑事像にマッチすると考えてオファーしました。そして内田監督の演出による彼を、映画ファンなら誰もが見たいだろうと思いました」
一方の磯村は、念願だった内田英治監督作品への初参加を果たし、次のように語った。
「妥協を許さない内田監督と、それに優しく寄り添ってくださった阿部寛さんに感謝しかありません」
捜査一課の鬼刑事がまさかの警察音楽隊に
本作品は、内田英治監督がYouTubeで偶然目にした警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像から着想を得たオリジナル脚本で、わき目もふらずに一心不乱に働いてきたミドル・エイジたちの奮闘と生き様を、警察音楽隊のメンバーにイメージを重ね合わせ生まれたヒューマンドラマ。
犯罪捜査一筋の鬼刑事・成瀬司は、部下にやたら厳しく、犯人逮捕の為なら法律すれすれの捜査も辞さない男で、一人娘・法子とも、捜査を理由に約束を守らないような仕事バカだった。高齢者を狙った「アポ電強盗事件」において、勘だけで疑わしい人間を令状もなくパワハラ捜査をしていたところ、そのコンプライアンスを無視した行動が仇となり、突然上司から異動を命ぜられる。刑事部内での異動だろうとたかをくくっていた成瀬だったが、異動先はまさかの「警察音楽隊」だった──。
『異動辞令は音楽隊!』は、8月26日に全国公開される。
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