ミュージシャンのCharaが、「Disney+」(ディズニープラス)の「スター」発オリジナルドラマシリーズ『すべて忘れてしまうから』で26年ぶりに演技に挑戦することが分かった。また、脚本家の宮藤官九郎と俳優の阿部寛は15年ぶりに共演する。
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Chara「新しいことをやるのは、とても楽しいからね」
本作は、燃え殻の同名エッセイをドラマ化。大した賞も大ヒット作もないまま小説を描き続けている地味で主体性がないミステリー作家“M”(阿部)。今まで他人にも自分にも無関心だった“M”が消えた“彼女”を探す様を描く。9月より日本をはじめ、世界へ順次配信予定となっている。
今回は本作の第2弾キャスト情報が解禁。主人公Mが通う行きつけのバーのオーナー・カオル役に、『スワロウテイル』(96年)以来26年ぶりの演技となり、配信作品はもちろん、ドラマ作品への出演も本作が初となるChara、そして同じバーで働く元バンドマンの料理人・フクオ役を宮藤が務める。Charaが主演の阿部と共演するのは今回が初、そして宮藤は、阿部とは『大帝の剣』(07年)以来2度目の共演となる。
オファーを受けたCharaは、出演を快諾した理由を「音楽絡みの役柄だったのと、私にやって欲しいという熱意が伝わったからです」語った。また「新しいことをやるのは、とても楽しいからね」と、新たな挑戦への興味もあったことを明かした。
今回演じるカオルと自身が似ているところを聞かれると、「Charaに寄せてくれたんでしょうか? 女性でシングルマザーで息子もいるところと音楽を愛しているところかしら? カオルさんの方が謎めいてるかな」と重なるところも多かった様子。主演の阿部に関して「かっこよかったです。声とか低くて素敵でした」と現場で初めて会ったときの印象を明かした。
宮藤は初めて本作の話を聞いたときは「嬉しかったです。俳優として連続ドラマに出るのも久しぶりですし、阿部さんとも15年ぶりの共演だし。監督陣はじめスタッフも若く才能あふれる方々だし、何しろ衣裳がいちいちオシャレで、着て帰りたいくらいでした」と思いを語った。
料理人・フクオに関しては、「なんか、いい加減に生きているように見えて、自分の半径数メートルの世界を大事にしているんだろうなと。20代半ばまで深夜営業の居酒屋でバーテンのようなことをしていたので、自分でも驚くほど自然に溶け込むことができました」と、自身の昔の経験が今回演じる上で役に立ったことを明かした。
久々の共演となった主演の阿部とは、「10数年前に、広島の山の中で1ヵ月くらい、終わらないんじゃないかという過酷な撮影をともにして以来でしたが、いい声でボソっと、くだらない事を仰るところは、まるで変わってなくて、懐かしかったです」と、久々の撮影に昔を思い出す場面も。また「阿部さんの役はすごく情けなくて、関係性も、ちょっとだけ僕の方が優位だったのが、新鮮でした」と語った。
『すべて忘れてしまうから』は9月よりディズニープラス「スター」で独占配信。
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