個性派俳優・松尾諭が自らの波瀾万丈なサクセスストーリーを描いたエッセイのドラマ化『拾われた男』が、Disney+「スター」で配信中。ムビコレでは、出演者の仲野太賀と伊藤沙莉のインタビューを掲載中だ。
・現代版わらしべ長者? 松尾諭の実人生描く/『拾われた男』仲野太賀×伊藤沙莉インタビュー
仲野太賀と伊藤沙莉、お互いの印象は「初共演って感じはしなかった」
本作は、映画やドラマに欠かせないバイプレイヤー、松尾の自伝的エッセイを全10話にドラマ化。松尾の分身である主人公・松戸諭を仲野、ふられ続けた諭がついに出会った運命の女性・比嘉結を伊藤が演じている。
松尾とは面識がなかったという仲野。オファーが来た時のことを、「オファーをいただいたことに驚きましたが、松尾さん自身の人生に、こんなにもドラマティックで波乱万丈な出来事があったことにもとても驚きました」と話す。
一方で正式なオファーがある前から、“匂わせ”のように話を聞いていたという伊藤。「本を書いていると聞いていて。緊急事態宣言の時にリモート飲みをしていたら、そこで松尾さんが『これやねん』と本を提示してきて(笑)」。松尾は当時から伊藤にやらせたい役があったようだが、本を読んだとき、伊藤は「松尾さんの奥さん役だと思った」という。
今回、2人は初共演となったが、仲野は「初共演って感じはしなかったよね」と当時の印象を語る。それに対し伊藤は、「もうほんとに、勝手にほっとしてました(笑)。安心してました。それこそ何もしなくても大丈夫だし、何やっても大丈夫だって」と、お互い共演前から信頼があったことを語った。
撮影現場で伊藤は、仲野に対し助言を求めることもあったそうだが、印象的に残っている出来事として「『この人、マジで一休さんや!』と思った瞬間があって」と話す。
「ピシャンと扉を閉めて、扉を境界線にして、そこから先には諭が入ってきてほしくないというシーンだったんですけど、それをどう表現するか、という時に私はちょっと動けなくなってしまったんです」。
どうすべきかわからなくなってしまった伊藤に、仲野がしたのは「入れたくないなら出せばいい」という“一休さん”的アドバイス。「そういう、きっかけになることを生み出してくれたり、確かにこう来られると、ポンってやりたくなるようなことを仕掛けてきてくださる。それも言葉よりも、お芝居でそこに誘ってくださるのが、ほんとに素敵だなと思って」と仲野を絶賛する伊藤に、仲野も「もう俺がいかに一休さんだったか、と(笑)」と自画自賛した。
インタビューではその他にも、役作りについてや、2人の演技への向き合い方についても語っている。仲野太賀と伊藤沙莉のインタビュー全文はこちらから!
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