鑑賞効能は笑いと涙!? 生田斗真×小山薫堂×鈴木雅之監督が贈る“お風呂エンタメ”

#小山薫堂 #橋本環奈 #湯道 #濱田岳 #生田斗真 #鈴木雅之 2022.08.11

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京都の松竹撮影所に映画の舞台となる「まるきん温泉」の巨大セットを制作

『HERO』『マスカレード』シリーズ制作陣が贈る“お風呂エンタメ”映画『湯道』が、来春2月23日より全国東宝系にて劇場公開されることが決定した。

・生田斗真「賛否両論ある映画。みなさんの意見が早く聞きたい」

『カノッサの屈辱』『料理の鉄人』など斬新なTV番組を企画・構成する放送作家、ご当地キャラクターブームを牽引した「くまモン」の生みの親、さらには第81回米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『おくりびと』（08）の映画脚本を手掛けるなど、まさにあらゆるジャンルの企画のプロフェッショナルである小山薫堂。

その小山が、日本人の習慣である「入浴」を日本の伝統や精神を受け継ぐ「道」として映画化を企画、さらに完全オリジナルの脚本を担当。「湯」に親しむ全ての日本人に贈る“お風呂エンタメ”が2023年新春に誕生する。

本作のメガホンを取ったのは、『HERO』『マスカレード』シリーズを手掛け、緻密に練られた演出が高く評価されている鈴木雅之。今作では銭湯で働く人々、銭湯へ通う人々、湯に魅せられた人々とお風呂を通じて交差する人間模様を写し出す。

主演は、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で3度目の大河ドラマ出演を果たし、ドラマ・映画・舞台と幅広く活動を続ける生田斗真。生田が演じるのは、銭湯「まるきん温泉」を営む実家から飛び出すも、うだつが上がらず、実家に舞い戻ってきた三浦史朗。実家の銭湯を兄の替わりに亡き父から引き継いだ弟・悟朗から煙たがられつつも“お風呂の魅力”に魅入られていく。

史朗と犬猿の仲である弟・三浦悟朗を演じるのは、数々のドラマや映画で活躍をし、子供から老人まで演じきる実力派俳優・濱田岳。TBS系日曜劇場『マイファミリー』で難役を演じ、その演技力が称賛されるなど勢いが止まらない濱田が、本作では父の葬式にも顔を出さなかった兄・史朗へ反発する弟を演じる。『予告犯』（15年）以来2度目の共演にして、兄弟役を演じる2人の掛け合いに注目だ。

また、銭湯「まるきん温泉」で働く看板娘・秋山いづみを演じるのは、『銀魂』『キングダム』シリーズ等で存在感を発揮し、「千と千尋の神隠し」では初舞台にして初主演を務めるなど活躍の場を広げる女優・橋本環奈。ある事情を抱えつつも、「まるきん温泉」で働く“銭湯女子”を持ち前の可愛さと明るさでハツラツと演じる。

『湯道』

今作の撮影のために舞台の中心となる銭湯「まるきん温泉」、そして銭湯に通じる街並みの巨大セットを京都の松竹撮影所内に制作。本物の銭湯さながら190坪を越える広さで、番台・浴室・天井・ボイラー室、様々な場所の壁を取り外して撮影ができる、映画人には夢のようなセットが完成した。浴室に入れるお湯を担当する業者も呼び、実際に浴槽に湯を張るこだわりも。生田・濱田・橋本も実際にこの銭湯のお湯に浸かって撮影した。

亡き父の遺した古びた銭湯「まるきん温泉」を巡って、反発し合う兄弟、事情を抱えつつ明るく働くヒロイン。まるで湯気のように立ち上り、消えていく客たち。風呂の湯のように流れ流れていく様々な人間模様を描いた本作は、お風呂のように心温まる笑いと涙で日本を沸かせるに違いない。

『湯道』は来春2月23日より全国東宝系にて劇場公開される。