30歳を迎えたセレーナ、バカンス動画に称賛の声
【輝けるセレブたち】近年よく耳にするようになった言葉のひとつといえば、外見に基づく差別や偏見を意味する「ルッキズム」。Looks(見た目)+ ism(主義)を合わせた造語で、外見至上主義のことを指しています。ルッキズムに反対する流れが強まっている背景には、プラスサイズモデルや障害を抱えたモデルなどの活躍もありますが、大きな後押しとなっているのは、声を上げ始めている人気セレブたちの存在。そのなかでも今回注目するのは、7月22日に30歳の誕生日を迎えたばかりの歌手で女優のセレーナ・ゴメスです。
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先日から話題となっているのは、現在イタリアでバカンスを楽しんでいるセレーナがTikTokに投稿した1本の動画。ボートの上でくつろいでいる水着姿のセレーナに対して、同乗者からお腹を引っ込めるように指示が入るものの、「お腹は引っ込めない。リアルなお腹が戻ってきているから」と拒否する様子が映し出されています。そんな潔い彼女の姿に勇気づけられた世界中のファンたちからは、称賛のコメントが殺到。特に、女性たちから多くの共感を得ています。
体型批判する人々に「決別宣言」も
これまでも、体型についてたびたび言及しているセレーナ。今年の4月にはTikTokのストーリーで、やせたままでいたいのにファーストフードをやめられないことを告白したあと「本当は自分の体重のことは気にしていない。どうせみんな文句を言うから。『やせ過ぎだ』『太り過ぎだ』『それは似合っていない』とかね。私はありのままで完璧なのよ」とコメント。最後には、批判する人たちに向けて「さようなら!」と言って、“決別宣言”をしているほどです。
難病や双極性障害の経験からボディとメンタルの健康を訴える
セレーナといえば、2015年から全身性エリテマトーデスという難病を患っており、薬の副作用によって激しい体重の変動を経験。その時期に、心無い言葉を浴びせられたこともあり、彼女が発信するボディポジティブのメッセージに説得力があるのもうなずけます。さらに双極性障害に悩まされた経験から、身体だけでなくメンタルヘルスの大切さも訴える活動にも取り組んでおり、現代を生きる女性たちのロールモデル的存在としてさらなる活躍が期待されるところです。
この時期は露出の高い服装や水着を着る機会が多いため、SNSに写真を掲載する際は、いつも以上に自分の体型を加工したくなるかもしれません。でも、その前にまずはありのままの自分を愛する素晴らしさをセレーナから学んでみては?(文:志村昌美/ライター)
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