あまりの悪行三昧に、主演ヒーロー映画『The Flash』公開を疑問視する声も
この数ヵ月間で暴行や虐待、強盗罪など次々と警察沙汰にもなる問題行動を続けてきたエズラ・ミラーが「複雑な精神衛生上の問題」で治療を受けていることを明かした。
・10年前、19歳のエズラ・ミラーのインタビュー「“悪”の部分を追求するようにしました」
ミラーは代理人を通じて、アメリカの業界誌「The Hollywood Reporter」に以下の声明を発表した。
「このところ激しい危機的な状況を経験したことで、自分が複雑な精神衛生上の問題に苦しんでいることを理解し、継続的な治療を開始しました」。「私の過去の行動によってご心配をかけ、動揺させてしまった皆さんに謝罪したいと思います。健康的で、安全かつ生産的な人生のステージに戻るために必要な作業を行うことを約束します」
3月にハワイのカラオケ・バーで騒ぎを起こし、治安を乱す行為とハラスメントで逮捕され、4月には民家で女性の頭を殴った暴行容疑で再び逮捕されたミラーは、18歳になる人物の両親から、彼らの子どもが12歳の頃からミラーに洗脳されていたとして訴えられている。8月になってからは、5月にミラーが居住するバーモント州で無人の民家から酒瓶を持ち去った重罪強盗の罪で起訴された。
ミラーは、DCコミックのヒーローを主人公に据えたDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の『The Flash(原題)』に主演し、映画は来年6月公開を予定しているが、度重なるスキャンダルによって、製作スタジオのワーナー・ブラザースが映画を予定通り公開することを疑問視する声が上がり始めていた。
ワーナー・ブラザースは、4月から始まった新体制で方針転換し、HBO Max配信作として製作されたDCEUの『Batgirl(原題)』のお蔵入りを先頃決定した。製作費9000万ドルを投じて、すでに撮影も終えたポストプロダクション段階にあった同作は、キャストやスタッフの問題行動などは何もなかった。
『The Flash』は現時点では2023年6月23日(現地時間)の公開を予定している。
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