日本中の誰もが知るあの“さかなクン”の半生を、主演・のん×監督・沖田修一がユーモアたっぷりに描く『さかなのこ』が公開。ムビコレでは、のんと磯村勇斗のインタビューを掲載中だ。
磯村勇斗、のんを絶賛
魚に関する豊富な知識と明るいキャラクターでTVや全国各地での講演や著作発表で活躍するさかなクン。本作は、子どもの頃から魚が大好きで、そのまま“好き”を貫いて生きてきた道のりを綴った自伝的エッセイを、『おらおらでひとりいぐも』の沖田修一監督が映画化した。
本作では、さかなクンをモデルにしたミー坊を演じたのん。本読みのときにホワイトボードに書かれていた、沖田監督直筆の「男か女かは、どっちでもいい」という張り紙を見てビビッときたという。
元々沖田監督のファンだったのんは、「沖田監督の集中力がすさまじくて、私のこともミー坊としか見えていないというか。映画にどっぷりつかってる方で、その空気がみんなに伝わってくる。役者にとってはすごく幸せな現場でした」と沖田組に参加した感想をこう話した。
磯村が演じたのは、ちょっと怖そうだが、とても気のいい不良たちを率いる“総長”。磯村は役作りについて「不良なんですけど、やっぱり沖田さんの世界観ですし、決して悪い人たちではないので、見ている人が愛せるような、愛くるしい不良を演じられたらいいな」と考えたという。
お互いに共演した感想を聞かれると、「お芝居も含めですけど、お芝居してないところでも、ほんとに自由な方だったという印象があります」と磯村。
のんのことが「もうほんとに、ミー坊にしか見えなかった」と話し、さらにのんが音楽や絵など芝居以外の表現活動をしていることに触れ、「好きなことをなさっているので、それを見てどこかうらやましいなって思う自分もいましたし、ほんとにすてきな女優さんでもありアーティストでもあるんだな、と感じてましたね」と絶賛した。
一方、磯村についての印象を、「演技に対して誠実な方なんだな、と感じました。役に集中してるし、映画の合間も『こうかな、ああかな』と不良役の方たちとみんなで話し合ってるし」と話すのん。のんが「一緒に演技させていただいてて、楽しかったですね」と言うと、磯村は「うれしいです」と答えた。
インタビューではそのほかにも、のんと磯村がハマっているものや、「嫌いなこととの向き合い方」についても語っている。のんと磯村勇斗のインタビュー全文はこちら!
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