『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが、主演最新作『ホーンズ 容疑者と告白の角』で演じているのは、頭に不思議な力を宿す角(ツノ)が生えてくるという主人公。なぜ、ラドクリフを“角が生えてくる男”にキャスティングしたのか? その理由を語る監督のコメントをムビコレ独占で入手した。
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本作は、恋人殺しの汚名を着せられ苦痛の日々を送るイグ(ダニエル・ラドクリフ)に、ある朝、角が生え始め、その日以来、彼の前ではなぜか周囲の人間が欲望や秘密を話すようになるというもの。最初は戸惑うイグだったが、誰もが真実を語り出す<告白の角>を使い、恋人殺しの真犯人を探し始めるというファンタジーサスペンスだ。
原作は、スティーヴン・キングを父に持つ、ホラー界の貴公子ジョー・ヒルの長編小説「ホーンズ 角」(小学館文庫)。この作品を『ハイテンション』(03年)や『P2』(07年)、『ミラーズ』(08年)、『ピラニア3D』(10年)など数々のホラー作品を手がけるフランスの新鋭監督アレクサンドル・アジャが映画化した。
そのアジャ監督はラドクリフのキャスティングにあたり、堕天使のダークサイドとロマンチックな面を演じられる俳優を見つけたいと思っていたと告白。「頭から2本の角が生えてきても自然に、魅力的でいられる俳優でなくてはならなかった」と条件を説明している。
もちろん、これだけが彼の起用理由ではなく「ドラマからスリラー、犯罪ミステリー、ラブストーリー、スーパーナチュラルなどあらゆる要素を1つの映画にまとめなくちゃいけなくて、それは非常に難しい挑戦だったんだ。このチャレンジを成し遂げるには、強烈な主人公を登場させる必要があった。小説と同じく、映画でもリンクとなる強烈な主人公が観客を最後まで引っ張っていきながら、別の側面も絡め、観客が物語に深く入り込んでいけるようにしてくれるんだよ」と話している。
また、「ラドクリフはハリー・ポッター役を何年も演じた素晴らしい俳優だよ。だけど、彼の舞台は見たことがなかったんだ。ただ話してみたら彼がまさに主人公イグだと思ったんだ。彼は主人公イグと同世代で、同じようにロマンチストなんだけど、安っぽくも世間知らずでもなくて、理性的で達観しているし、あらゆる感情が最も究極の形で存在しているんだ。ダニエルにも暗い面もあるし、鋭く弾けた姿勢もある。彼にはそういったあらゆる要素があって、それは小説で表現されるキャラクターと同じだったんだ」とラドクリフの魅力についても語っている。
さらにアジャ監督は、原作者のジョー・ヒルにラドクリフについて意見を求めた際に「疑う余地はない。彼だ!」と同意してもらったことも明かしている。
『ホーンズ 容疑者と告白の角』は5月9日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開となる。
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