40年前から教科書で愛されてきた不朽の名作「おかあさんの木」を戦後70年となる今年映画化。戦争の最中、貧しいながらも懸命に育て上げた7人の子どもたちを次々と兵隊にとられ、その度に子どもの数だけ桐の木を植え、無事に生きて帰るのを待つというこの感動物語で、主人公の母親・田村ミツを演じる鈴木京香が、自身の発案で全国読み聞かせキャンペーンに挑戦。5月14日に最初の訪問地を訪れた。
このキャンペーンは、「70年前に家族と離れて1人戦場へ旅立った子どもがいたこと、子どもを断腸の思いで見送り、帰りを待ち続けたおかあさんがいたことを、子どもたちに知ってほしい」と願う鈴木自身の発案で、5月14日から5月21日の間に全国5ヵ所(長野・名古屋・大阪・鹿児島・広島)の小学校を訪れ、原作本と本人が選んだ民話の読み聞かせを行うというもの。
各地で訪問の記念として桐の苗木と原作本を学校に寄贈。子どもたちには、平和を願って折鶴を折ってもらい、その折鶴は21日に訪れるゴール地・広島にて鈴木自ら、平和記念公園へと奉納する。
キャンペーン初日となる5月14日に訪問したのは、映画の舞台にもなった長野県上田市の山間部に佇む全校生徒47人の小さな小学校。裏山には“戦争松”と呼ばれる、当時、燃料補給のために削られた松が数多く存在しており、戦争の爪痕を有する小学校として、平和教育にも力を入れている。
そんな小学校で、元気いっぱいの子どもたち30人へ向けて、「ねずみのすもう」「おかあさんの木」を読み聞かせ。はじめこそ緊張していた子どもたちだったが、感情豊かに、時折子どもたちの目を見つめながらの読み聞かせに、熱心に聞き入っていた。
その後、子どもたちとの質疑応答が行われ、「どうしたら上手に読めますか?」と聞かれた鈴木は「国語が大好きでいつも声を出して、カッコの中を登場人物の気持ちを考えながら読んでました。読むのが大好きなのと、声を出して読んでいたからだと思います」と回答。「本を読んで泣きそうになりました?」という質問には「読んで泣きそうになりました。短いお話だったけど、感激と切ない気持ちになって泣いてしまいました。こんなに素敵なお話、知らなくて勿体ないな。やらせてもらえるならちゃんとやらなくちゃ!と、寒い中みんなで頑張ってやりました、今でもひとりで時々読むんですが、泣きそうになります」と話していた。
『おかあさんの木』は6月6日より全国公開となる。
【関連記事】
・『おかあさんの木』予告編
・鈴木京香、ロケ地で地元でもある仙台での舞台挨拶に感無量!
・鈴木京香から「最大のモテ期」と評された長谷川博己が冷や汗!
・『救いたい』鈴木京香&三浦友和インタビュー
PICKUP
MOVIE
INTERVIEW
PRESENT
-
【吉田大八監督登壇】『敵』Q&A付き試写会に10組20名様をご招待!
応募締め切り: 2024.12.30 -
安田淳一監督のサイン入りチェキを1名様にプレゼント!/『侍タイムスリッパー』
応募締め切り: 2025.01.10