『イン・ザ・ヒーロー』の武正晴監督がメガホンをとり、安藤サクラが主演。女ロッキーとも称された『百円の恋』が海外で新たに2つの賞に輝いたことがわかった。
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1つは、7月9日〜19日にニューヨークで開催された、北米最大の日本映画祭の1つ「第9回JAPAN CUTS」。この映画祭で主演の安藤が<日本映画に最も貢献した映画人>を讃える「第4回CUT ABOVE賞 for Outstanding Performance in Film」を受賞。役所広司、豊田利晃監督、北村一輝の歴代受賞者に続き、女性としては初受賞となった。
もう1つは、7月16日〜26日に開催された「第19回プチョン国際ファンタスティック映画祭」。この映画祭では、最も注目すべきアジア映画に与えられる「NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)」を受賞。同映画祭は45ヵ国から235作品(長編145本、短編90本)が上映され、日本からは成島出監督の『ソロモンの偽証』や吉田大八監督の『紙の月』、堤幸彦監督の『イニシエーション・ラブ』など33作品が正式出品された中、日本映画としては唯一『百円の恋』が受賞をした。
同作は東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ部門」作品賞をはじめ、国内映画賞10冠に輝き、異例のロングランヒット中。
今春より、イタリア、ドイツ、中国、スコットランド、台湾、アメリカ、韓国と各国の映画祭に続々と正式出品されてきた。今後もカナダ(ファンタジア、バンクーバー)、米国(サンフランシスコ ジャパン)、フランス(キノタヨ)など、国際映画祭への正式出品が相次ぐほか、中国、香港、台湾、東南アジアなど世界18の国と地域での公開も決定している。
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