【今日は何の日】「いい推しの日」に、BL妄想全開の腐女子がアツい映画をおすすめ!
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11月4日は「いい推しの日」。株式会社ゴシンボクが2019年に正式制定した記念日で、「自分の大好きな人物やキャラクター=推し」への愛を叫ぶなどして推しを尊び、布教する日だそうだ。全世界のオタク達が「推し愛」を叫び、例年Twitterでトレンド入りするほどの盛り上がりを見せている。今回は、自分の「推し」の死をきかっけに人生が180度変わってしまった、BL妄想狂のオタク女子が登場する映画をご紹介する。
オタ臭全開の腐女子が美少女になって人生が一変! でも…
『私がモテてどうすんだ』は、「別冊フレンド」(講談社)で連載されていた人気コミックを実写化した作品だ。主人公の芹沼花依(せりぬまかえ)は、自分が恋をするよりイケメン同士を頭の中でカップリングさせてBL妄想を楽しむのが3度の飯より好きなオタク女子高生。ビジュアルは、小太り体型にメガネ姿。ところが、大好きなBLアニメの推しキャラが作中で死んでしまったことに相当なショックを受け、ほぼ飲まず食わずで風呂にも入らず、自室に引きこもって1週間寝込んでしまう。それを見かねた兄に喝を入れられて渋々部屋から出てきた花依は、激ヤセにより家族も本人も目を疑うほど容貌が激変していた。すっかり美少女に変身を遂げていたのである。
花依の激ヤセ前を富田望生、激ヤセ後を元E-girlsの山口乃々華がダブルキャストで演じている。何よりも見た目がモノをいう思春期。学校に行くと、たちまち複数のイケメンたちからラブコールが押し寄せる。花依に想いを寄せるイケメン4人を、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカル吉野北人をはじめ、神尾楓珠、伊藤あさひ、奥野壮が演じている。
しかし、「痩せて可愛くなってモテモテでいいことづくめで良かったね♡ ハッピーエンド♪」とはいかないのがこの作品面白さであり、オタク魂の奥深さだ。なぜなら、花依は自分が恋愛をするより、目の前や妄想の中でイケメン同士がイチャイチャしているのを見る方が遥かに幸福指数が上がるのである。花依の心の声がニコニコ動画の字幕コメントばりに画面を流れて行ったり、決断を迫られる場面ではゲームのコマンド表示が出てきたりと、オタ臭を随所に散りばめた視覚的演出も楽しい。BL妄想女子がリアルな人生での恋愛にどんな答えを出すのか、ぜひ見届けていただきたい。(T)
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