【興収レポート】『すずめの戸締まり』が快進撃!『天気の子』最終興収を上回る可能性も!
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『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』も好調
【興収レポート】11月11日から公開された『すずめの戸締まり』が快進撃を続けている。公開3週目の週末(26日~27日)も週末興行ランキング1位を獲得、3週連続で首位となった。
27日時点の興収は62.7億円。新海誠監督の前作『天気の子』は公開後17日間で59.1億円だったから、106%となる。このままのペースで興収を伸ばしていけば、最終興収で『天気の子』を上回る可能性は十分だ。
ちなみに、今年大ヒットしたアニメ映画と比較すると、『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(17日間で52.3億円)を上回り、『ONE PIECE FILM RED』(16日間で92.8億円)を下回っている。
興収増や話題性喚起に一役買ったのが、全国舞台挨拶キャンペーンだ。新海監督、主人公・岩戸鈴芽の声を吹き替えた原菜乃華、彼女が一緒に全国を旅する宗像草太を担当した松村北斗が17日(木)に兵庫・大阪、24日(木)に福岡、新海監督と原が20日(日)に静岡・愛知、21日(月)に愛知、23日(水・祝)に熊本、25日(金)に宮崎を回った。今後も全国各地を回る予定で、地方での宣伝効果が見込まれる。
11月公開作の2位はマーベル映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』。ブラックパンサー/ワカンダの若き国王ティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンが20年8月に亡くなり、彼の逝去を踏まえた物語が展開される。公開後17日間で10.9億円をあげ、前作の90%となっている。
3位は『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』。小説投稿サイト「小説家になろう」発の人気ライトノベルを原作にした異世界ファンタジーアニメ『転生したらスライムだった件』の劇場版。原作者・伏瀬が自ら原案を務めたオリジナルストーリーが展開される。11月25日から公開され、27日までの3日間で興収4.2億円をあげた。
なお『ONE PIECE FILM RED』は27日時点で興収185億円。歴代興収ランキング9位となっている。(文:相良智弘/フリーライター)
・『すずめの戸締まり』のIMAX公開決定、圧倒的な映像と音楽の美しさを堪能せよ!
2位『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』10.9億円
3位『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』4.2億円
(ムビコレ調べ。11月27日時点 )
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