誤認殺人にフェイクニュース、法月綸太郎のミステリー小説が原作の韓ドラ『ザ・ロード：１の悲劇』

#コラム #ザ・ロード：１の悲劇 #チ・ジニ #法月綸太郎 #韓国ドラマ #韓流 2022.12.01

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謎だらけの雰囲気の中、大人のラブシーンにも注目！

法月綸太郎のミステリー小説「一の悲劇」を原作とする韓国ドラマ。ニュースキャスターのペク・スヒョン（チ・ジニ）は、上層部からの圧力に屈せず、政財界の癒着を告発する。しかし、そのせいで小学生の息子が誘拐され、現場に行くと死体があった。警察は容疑者を特定するものの、スヒョンは事件の裏に大きな闇が存在することを直感。そんな中、犯人だと思われた人物や唯一の目撃者が謎の死を遂げ、証拠まで消えてしまう。事件解決のため、スヒョンは長らく目を背けてきた過去と対峙することになるが……。

・愛した男はドM!? 少女時代ソヒョン×イ・ジュニョンのアブノーマルなラブロマンス

韓国の上位1％の上流階級が住む高級住宅エリアに住むスヒョン。仕事が終わり帰宅するなり、息子が妻の実家に預けられているのを確認後、我慢できない様子で美人妻と寝室にいくところには驚かされた。つまり、妻とは未だにラブラブなのだ。その一方で、大会社の会長をつとめる義父と１対１で向き合う場面では、なんともいえない険悪なムードが漂う。その上、義父は慈善基金パーティで「遺産を慈善活動に従事する娘に譲る」と招待客の前で発言。その後、義父の若い後妻が狂ったようにスヒョンの妻を攻めたてるのも怖い。そんな騒動の最中、スヒョンの息子を誘拐、時間内に身代金を払わなければ殺害するという電話がかかってくる。

息子が誘拐、殺害されたと思いきや!?

息子の莫大な身代金を工面するべく義父に助けを乞うスヒョン。孫が命の危機にあるというのに「私には関係ない」と冷たい反応をする義父の態度には違和感を抱いた。倒れたスヒョンが意識を取り戻し、現場に駆け付けると息子の変わり果てた姿を発見。しかし、死体をよく見ると息子の友だちで、キャスター仲間の息子の変わり果てた姿だった。スヒョンは息子を守るために、しばらくの間、自分の息子が死んだというフェイクニュースを流す。

アクション、ラブシーンもこなす50代、チ・ジニ！

大人の色気を見せつつ、真実を追い求めるがゆえに危険も顧みない主人公を演じたチ・ジニは、1971年生まれの俳優。商業デザイナーやアシスタント・カメラマンとして活躍後、スカウトされ、2000年に俳優デビューした。2003年のドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』で主人公の夫役を演じたことで一気に注目度もアップ。『結婚できない男』、Netflixドラマ『サバイバー 60日間の大統領』では主演をつとめた。

主人公が抱える人には言えない秘密とは？謎だらけのミステリードラマ！

高級住宅エリアで起こる様々な悲劇によって明らかにされる愛憎と人間模様を描いた本作。スヒョンは人には言えない秘密を抱えており、物語が進行するにつれ、その謎が少しずつ明らかになっていくようだ。過去に幼い息子が事故で亡くなった描写も瞬間的に入り、ますます謎は深まるばかり。周辺人物全員が怪しいのもあいまって、最後まで目の離せないミステリードラマだ。（文：渡邉啓子／ライター）

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『ザ・ロード：１の悲劇』
BS12：毎週土曜日　14:00～16:00（2話連続）放送中
DVD-BOX１＆２　各16,500円（税込）
レンタルは全12巻
発売元、販売元：エスピーオー

※情報は記事掲載時点のものです

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