ジェームズ・ガン監督は報道を受けDCの現状を連続ツイート
パティ・ジェンキンス監督、ガル・ガドット主演の『ワンダーウーマン』シリーズ第3作の製作について、先に進めない決定がされたようだ。
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アメリカの業界誌「Hollywood Reporter」の7日(現地時間)の報道によると、スーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンなどのヒーローを擁するDCユニバース(DCU)は、DCスタジオが新しく迎え入れたジェームズ・ガン監督とプロデューサーのピーター・サフランによる新体制が進められており、その1つとして、ジェンキンス監督が着手していた『ワンダーウーマン3』の製作がストップすることになった。
さらに『マン・オブ・スティール』、『ブラックアダム』の続編についても不確定であること、アクアマンを演じるジェイソン・モモアを別のキャラクターに配役する可能性もあるという。
報道を受けてガンはツイッターで現状について連続ツイートを行った。それによると「昨日のHollywood Reporterの報道について、一部は真実で、一部は半分真実、真実でないこととまだ真実かそうでないかを我々が決めかねていることがある」とのこと。
11月に就任したばかりのガンは「DCでの最初の1ヵ月間は充実したものですが、今後10年の計画を決めるのには時間がかかるし、まだ始まったばかりです」として、「全ての人をあらゆる段階でハッピーにすることができないのはわかっていますが、我々が行うこと全ては、ストーリーのためであり、あなた方が大切にしていて、我々も今までずっと大切にしてきたDCのキャラクターのためです」と説明した。そして「DCUの今後についての回答は、申し訳ありませんが、待っていただきたくお願いします。我々はキャラクターとストーリーにふさわしい時間と注意を払っていますが、私自身にもまだ多くの問いとその答えがあります」と結んだ。
さらに、ジェンキンスが『ワンダーウーマン3』から手を引くことになった経緯の詳細も明らかになった。8日(現地時間)の映画サイト「TheWrap」によると、プロジェクトからの離脱を決意したのはジェンキンスだという。
内部関係者によると、ワーナー・ブラザースの重役が彼女の処遇について納得のいかないメモをしたことが原因のようだ。ワーナー・ブラザース映画グループ共同会長兼CEOのマイケル・デ・ルカとパメラ・アビーがジェンキンスと話し、彼女の目指す方向性がDCUにとって正しい方向だとは思わないと告げ、何か別のアプローチの可能性を尋ねたところ、ジェンキンスの答えはノーだった。
情報筋によると、ジェンキンスはデ・ルカとアビーに、彼らが自分のことを理解しておらず、キャラクターについても、キャラクターの成長や変化も、ジェンキンスがやろうとしていることを理解していないと告げたようである。また、ジェンキンスはガンとサフランの意見を聞くことも望まなかったそうだ。
一方、ワンダーウーマンを演じてきたガル・ガドットは一連の報道が出る直前にSNSで「数年前のこの日、私がワンダーウーマンを演じると最初に発表されました。これほど素晴らしくアイコニックなキャラクターを演じる機会に恵まれたことに、そして何よりもあなた方に感謝しています」とファンに向けて綴り、「彼女(ワンダーウーマン)の次なる章を皆さんとシェアするのが待ちきれません」と3作目への意欲を見せている。
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