【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測する【週末シネマリサーチ】。2016年の幕開けは、各配給会社別のヒット予測をお届けします(12月28日現在、2016年の公開が発表になっている作品に限定)。
《東宝》
2015年も独り勝ち状態だった東宝。今年も話題作が目白押しで、その牙城が揺らぐことはないだろう。ここでは、レギュラー化された人気シリーズ(『ドラえもん』『名探偵コナン』『ポケモン』『妖怪ウォッチ』)を除いた作品のなかからヒット予測を展開!
[2016年公開予定作]
◎『君の名は。』
〇『海賊とよばれた男』
▲『ちはやふる –上の句・下の句-』
△『SCOOP!』
△『64-ロクヨン-前後編』
△『映画 ボクの妻と結婚してください。』
(◎:大本命 〇:対抗 ▲:一発あり △:穴で *:期待)
◎は新海誠監督の長編アニメ『君の名は。』。“東宝の夏アニメ”という大役を担うだけでも期待値の高さがうかがえる。2015年は細田守監督の『バケモノの子』が動員450万人、興収57億円という数字を叩き出した。新海監督作品は各所で賞を獲得するなど、作品の世界観とクオリティーの高さは折り紙つき。先日、ボイスキャストとして俳優の神木隆之介と上白石萌音が発表された。若手の中でも表現力が高いと評価されている2人だけに、大きな期待が寄せられる。
〇は百田尚樹原作、山崎貴監督、岡田准一主演という映画『永遠の0』チームが新たに挑む『海賊とよばれた男』。『永遠の0』は、硬派なテーマながら87億を稼ぎ出し、2014年度の邦画興行収入ナンバー1を記録した作品。公開季節もほぼ同じであり、目標数値となるのは『永遠の0』か。
▲は累計発行部数1400万部を超える大人気コミックを、2015年大ブレイクした女優・広瀬すず主演で実写化した『ちはやふる』。実写化のニュースが流れたときから、ネットを中心に賛否が巻き起こっているだけに注目度は非常に高い。2部作が興行成績にどう反映されるかは未知数だが、“話題”という点では本命級か。
以下、『バクマン。』が好評価だった大根仁監督が福山雅治を主演に迎え週刊誌業界を描く『SCOOP!』、2013年「このミステリーがすごい!」第1位に輝いた横山秀夫の衝撃作を佐藤浩市、綾野剛らで映画化した『64-ロクヨン-』、織田裕二が余命宣告を受けたテレビ放送作家を演じる『映画 ボクの妻と結婚してください。』なども、キャストと作品の話題性から好結果が期待できそうだ。(中編へ続く…)
・【週末シネマリサーチ】中編/2016年のヒットを予想! 東宝の独走を阻止できる配給会社はあるのか!?
・【週末シネマリサーチ】後編/2016年のヒットを予想! 東宝の独走を阻止できる配給会社はあるのか!?
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