【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
1月16日-17日のランキングは、公開5週目の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(ディズニー)が、週末土日動員23万6000人を記録しV3達成。『パディントン』(キノフィルムズ)は初週土日動員9万9000人で3位、『シーズンズ 2万年の地球旅行』(ギャガ)は8万3000人で5位、『白鯨との闘い』(ワーナー・ブラザーズ)は6万3000人で7位。動員数でやや下振れしたものの、ほぼ予想通りの結果だった。
今週は300館超の公開作品が3作品公開。中でも東宝が放つ2016年第2の矢『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』、巨匠ロバート・ゼメキス監督の『ザ・ウォーク』が有力。果たして『スター・ウォーズ〜』の勢いを止められるのか。
(※ランキングは初週土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎『ザ・ウォーク』(ソニー・ピクチャーズ)[2位予想]
○『信長協奏曲』(ノブナガコンツェルト)(東宝)[3位予想]
▲『手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド』(東映)[4位予想]
△『PERSONA3 THE MOVIE #4 Winter of Rebirth』(アニプレックス)[9位予想]
*『愛しき人生のつくりかた』(アルバトロス・フィルム)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で *:期待)
◎【2位予想】『ザ・ウォーク』
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのロバート・ゼメキス監督最新作。1974年、当時世界一高かったワールドトレードセンターのツインタワーにワイヤーロープをつなぎ、命綱なしで空中闊歩したフィリップ・プティさんの体験を3D映画化。主演は映画『インセプション』のジョセフ・ゴードン=レビット。
ロバート・ゼメキス監督の前作は、2013年公開の『フライト』(パラマウント)。全国321スクリーンで公開され、初週土日動員は12万9000人、興収1億5000万で首位だった。『ザ・ウォーク』は昨年9月に全米で公開されると初週は限定公開ながら11位。翌週拡大公開され7位に食い込んだ。驚愕の3D映像が話題になっている『ザ・ウォーク』だが、同じく驚異的な映像で世界中を魅了した『ゼロ・グラビティ』(13年/ワーナー)は全国549スクリーンで公開され、初週土日動員19万7000人という好結果を残した。
本作は約330館での上映。昨年行われた第28回東京国際映画祭では、オープニング作品として上映され、ロバート・ゼメキス監督も来日した。スリリングな3D映像は好評で、IMAX上映への期待感も高い。『ゼロ・グラビティ』の80%で15万人強。このぐらいの数字は出したいところだ。(後編へ続く…)
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