47歳女優の高齢出産に驚きの声、日本映画界は問題が浮き彫りに…2022年話題になった記事をピックアップ
#AKIRA#AV新法#PLAN 75#インティマシー・コーディネーター#ケイコ 目を澄ませて#リン・チーリン#三浦友和#中村真夕#倍賞千恵子#小室友里#浅田智穂#親密な他人
いよいよ今年も残すところあとわずか。2022年も、映画好きが集うエンタメサイト[ムビコレ]では数多くの映画情報やエンタメニュースをお届けしてきたが、今回は中でも話題になったニュースやコラムをピックアップして紹介したい。
47歳リン・チーリンの第1子出産にSNSで驚きの声上がる「超超高齢出産」
今年一月、EXILEのAKIRAと台湾人女優のリン・チーリン(林志玲)がインスタグラムを通じて第1子を出産したことを報告。おめでたいニュースにネット上が湧いたと同時に、47歳で初出産したリン・チーリンへの驚きの声が上がった。
不妊治療にまつわる話題が少なくない昨今だけに、SNSでは「47で出産すごすぎる」「超超高齢出産」とリン・チーリンの年齢に着目する人も多く、中には高齢出産に勇気づけられた人もいるようだ。
・47歳リン・チーリンの第1子出産に驚きの声「超超高齢出産」「すごすぎる」
おばさんのエロは気持ち悪い? “おばさん主人公”の映画を作った理由は
現在、性暴力問題をはじめとするさまざまな問題が噴出している日本映画界。そんななか、今年3月に最新作『親密な他人』が公開された中村真夕監督が「改善できることはまだ他にもあるのでは」と指摘したコラムが注目を集めた。
「企画を持って行くと、男性に『気持ち悪いからおばさんのエロは抜いて欲しい』と言われたこともありました」。『親密な他人』について、そう語る中村監督。日本では若い男女かおじさんばかりが主人公で、女性が“刺身のつま”のように描かれていると感じてモヤモヤしていたという中村監督の中には、次第に「おばさんが主人公の映画を撮りたい」という思いが芽生えるように。また、イギリスとアメリカで14年間を過ごした中村監督が目にした日本映画界の現状や課題についても語っている。
・「おばさんのエロは気持ち悪い」に奮起、気鋭監督が“おばさん主人公”の映画を作った理由とは?
性的シーンで震える生身の俳優たち、守るための取り組みは始まったばかり
過渡期を迎えている日本映画界に新たな風を吹き込む存在として話題となっているのが、インティマシー・コーディネーターの存在。いわゆる「ラブシーン」と呼ばれるような性的なことに関するシーンにおいて、俳優と制作陣の間で調整する役割を担う職業だ。
日本初のインティマシー・コーディネーターである浅田智穂が、なぜインティマシー・コーディネーターのトレーニングを受けることとなったのか、またどのようなトレーニングを受け、現場に入るまではどのような流れで取り組んでいるのか。今後の日本映画界に対する思いを語ったこちらのコラムも大きな注目を集めた。
・【日本映画界の問題点を探る】性的シーンで震える生身の俳優たち、守るための取り組みは始まったばかり
元クイーン女優が語る、現役時代には気づかなかったAV出演のリスク
通称「AV新法」と呼ばれるAV出演被害防止・救済法(※1)の施工も今年は話題に。かつてAV女優として一時代を築き、本法の成立にも寄与した小室友里が語ったコラムも注目された。
※1:正式名称「性をめぐる個人の尊厳が重んぜられる社会の形成に資するために性行為映像制作物への出演に係る被害の防止を図り及び出演者の救済に資するための出演契約等に関する特則等に関する法律」。AV新法とも呼ばれている。
小室がAVデビューしてから28年。そのなかで気づいたのは、「AVに出演した本当のリスクというのは、10年、20年経たないとわからない」ということだった。AV新法の成立に向けて尽力していた立憲民主党の塩村あやか参議院議員に自らアプローチしたという小室が語ったAV出演の“リスク”とは。コラムでは4回にわたってAV新法や業界の現状について語っている。
・現役時代には気づかなかったAV出演のリスク、元クイーン女優が今だから言えること
「最初は“酷い話”だと思った」倍賞千恵子が出演を即決した理由は?
今年のカンヌ国際映画祭では、倍賞千恵子主演の『PLAN 75』が「ある視点」部門に出品され、早川千絵監督が新人監督賞にあたるカメラ・ドールで特別表彰されたことも大きな話題となった。
本作は、超高齢化社会に対応すべく75歳以上が自ら生死を選択できる制度「プラン75」が施行され、その制度に大きく翻弄される人々の姿を描いた衝撃作。「最初は“酷い話”だと思ったのですが…」。そう語る主演の倍賞だが、脚本を読んで出演を即決したという。その理由に注目だ。
・「最初は“酷い話”だと思ったのですが…」倍賞千恵子が出演を即決した理由とは!?
三浦友和、日本映画界に警鐘…50年のキャリアの責任と思い語る
12月公開の話題作の1つとなったのが、『ケイコ 目を澄ませて』。岸井ゆきのが聴覚障害と向き合いながらボクサーとしてリングに立つケイコを演じている本作で、ケイコが所属するボクシングジムの会長を演じた三浦友和だ。
三浦のインタビューで、三浦は初共演となった岸井の役作りを「ケイコそのままが目の前にいた」と評価。また、「恵まれて50年もできてるな、ということが、まずしみじみ思うことですね」と自らのキャリアを振り返り、日本映画界の現状について思うこと、「何とかしていかなきゃいけない、と。俳優やってきた責任として思っています」と今後その現状を変えていきたいという思いを明かしている。
・三浦友和「このまま行くのでは前途は真っ暗」と日本映画界に警鐘…50年のキャリアの責任と思い語る
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