サバイバルシーン演じたディカプリオが本当のサバイバルに持っていきたいものとは?

レオナルド・ディカプリオ
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アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥが監督をつとめた『レヴェナント:蘇えりし者』でアカデミー賞に5度目のノミネート。見事、主演男優賞に輝いたレオナルド・ディカプリオがこの映画のプロモーションのために来日し、3月23日にザ・リッツ・カールトン東京で行われた記者会見に臨んだ。

『レヴェナント:蘇えりし者』に記者会見に臨んだディカプリオ、その他の写真

本作はアメリカ西部の未開拓の荒野を舞台に、狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負った主人公のヒュー・グラスが、狩猟チームメンバーの1人から置き去りにされてしまうというストーリー。“復讐をはたす”という意志だけを武器に彼は、厳冬の大自然という過酷な状況の中、原住民たちの熾烈な襲撃を交わし、約300キロの旅を生き延びようとする姿が描かれていく。ディカプリオはヒュー・グラスを演じている。

どうして今回、アカデミー賞を受賞することができたと思うかという質問に、ディカプリオは「分析するのは難しいですが、私にとっても本作に参加したすべての人にとっても、この映画は非常に特別なものでした。私たちは1年近くこの作品世界にどっぷり浸かりましたし、アレハンドロはいろいろなテクニックでこの作品を作り上げたのですが、どうやって彼がこれだけのものを作り上げることができたのか、私には理解しがたいです。とにかく永遠に映画史に残るような芸術作品に仕上がったと思っています」と回答。

今、オスカー像はどこにあるかと尋ねられると「家のリビングルームにあります」とニッコリ!「友だちが見せてほしいと、すごく好奇心をもってやってきます」と続けた。

また、休業宣言を撤回してまでこの作品に出演したいと思った理由を聞かれ、脚本の素晴らしさと天才的なイニャリトゥ監督と組めることを挙げ、「初監督作『アモーレス・ペレス』から、ずっと私は彼のファンで、『バベル』を見たときには『何て画期的な作品なんだろう』と思いましたし、いつもイニャリトゥ監督と組んでいる撮影監督エマニュエル・ルベツキとの仕事も臨むところでした」とコメント。

その上で、へんぴなロケ地で氷点下の寒さの中、自然光ですべてを撮影したいという意向を監督が持っていたことを明かすと、「なので1日に8時間から9時間リハーサルをし、撮影監督が“マジックライト”と呼んでいる魔法の光の中で、わずか1時間半だけ撮影をする。私たちにとって毎日は、まるで演劇の舞台に臨んでいるかのような感じでした」と話した。

さらに、今回の撮影で長期に渡ってサバイバルの撮影をしたが、もしも撮影ではなく本当に1人でサバイバル生活をしなければいけない状況に置かれ、3つだけモノをもっていっていいと言われたら何を選ぶか? という問いかけが。

これにニヤリと笑顔を見せたディカプリオは「電話と、それを使い続けるために充電ができるソーラーパネル、そして暖をとるための防水仕様のライター」と回答。オスカー像はもっていきませんか? と突っ込まれると、ウケたような笑いを浮かべ、「あれは家に置いておきます」と答えていた。

『レヴェナント:蘇えりし者』は4月22日よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開となる。

[動画]この記事の動画/ディカプリオが実際のサバイバルに持っていきたい道具とは?
[動画]この記事の動画/レオナルド・ディカプリオ「オスカー像は居間に」とニッコリ
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