ラッパー・Jin Doggの堂々たる存在感も話題! 窪塚洋介主演『Sin Clock』の公開直前イベント開催
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窪塚があの事故に言及「かつて某マンションから落っこちてしまったことがあって」
窪塚洋介18年ぶりの長編映画単独主演作、また人気ラッパー・Jin Doggが出演したことでも話題を呼んでいるサスペンス・ノワール『Sin Clock』。本作の公開直前イベントが1月24日に開催され、主演の窪塚と、本作で商業映画デビューを果たす牧賢治監督が登壇した。
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社会からも家族からも見放され、どん底の人生からの一発逆転を目指すタクシードライバー・高木シンジを演じた窪塚。大寒波が襲う中でのイベント実施となったが、会場には多数の報道陣が詰めかけた。
窪塚は「マスコミの方々がこんなに来てくれたことに対して嬉しくて…トイレの中で少し泣きました」とジョークを交えて嬉しそうに挨拶。邦画長編映画単独主演は、映画『同じ月を見ている』(05年)以来18年ぶりとなるが「18年ぶりの単独主演と言われるけれど、この物語はシンジを含めたズッコケ3人組の話。坂口涼太郎君と葵揚君という後輩俳優に助けられて作った映画です」と共演陣にリスペクトを伝えた。
牧監督直々のオファーで主演を快諾したという窪塚は、「彼の経歴を知らずに脚本を読んで、本当に面白くてワクワクドキドキした。最後の『そうなるんかい!』というオチも含めて、一緒にやってみたいと思った。快諾の方向で返事をさせていただきました」と出演の経緯を回想。5年ほど企画を温めていたという牧監督は、俳優・窪塚について「ニュートラルな状態から一気に5速まで上げられるふり幅の大きな俳優さん。劇中では、常識を持ち合わせつつもどこかバランスを崩して極論を走る様はまさにシンジでした」と太鼓判を押した。
窪塚は、どん底の人生からの一発逆転を目指す主人公たちにちなみ、どん底から這い上がった経験を聞かれると「ご存知の方もいるかもしれませんが、僕はかつて某マンションから落っこちてしまったことがあって、その瞬間は絶望的でした」と告白。「復活までの過程にあった感情や、それまでにまとっていた空気感や目の色などとはもう向き合いたくないし、体験もしたくなかった。でもそれらの経験がこの作品でシンジを演じるにあたって、とても役立った」と俳優としての新たなフェーズに突入したと自負していた。
最後に牧監督は「今までにないタイプの映画を作りたかった。アクション、サスペンス、音楽までもが一体になった新時代のサスペンス・ノワールです。窪塚さんの代表作になればいいという気持ちで魂を込めて作りました」と熱弁。窪塚は「音楽と我々の芝居、そして関西スタッフによるオール関西ロケという特殊性も含めてとても楽しい現場でした。その楽しさが作品に集約されているので是非映画館で見ていただき、知らない人たちと作品を共有して楽しんでほしいです」とアピールした。
本作には、ラッパーのJin Doggも出演している。先月末にムビコレYouTubeチャンネルで公開された本編映像は、長編映画初出演にして堂々たる存在感を放つJin Doggの演技が注目を集め、現時点で48万回を超える再生数を記録。「ずっと役者向いてると思ってたからこれはうれしい」「第一線で活躍してるラッパーの顔付きと風貌には色気がある。俳優として活動してくれるのは嬉しい」「演技というかもはや素やろこれw」とファンからの絶賛コメントが書き込まれている。
『Sin Clock』は2月10日より劇場公開される。
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