ホラー映画の巨匠ダリオ・アルジェント監督が10年ぶりに放つ原点回帰作、日本公開決定!
#アーシア・アルジェント#アルノー・ルボチーニ#イレニア・パストレッリ#ダークグラス#ダリオ・アルジェント#ホラー#映画
『サスペリア』『フェノミナ』などで知られるホラー映画の帝王が“幻の脚本”を映画化
イタリアン・ホラーの巨匠ダリオ・アルジェント監督による最新作『Occhiali neri(原題)』が、邦題『ダークグラス』として公開決定。これに併せて本作の場面写真とアルジェント監督のコメントを紹介する。
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ホラーの帝王として知られる巨匠ダリオ・アルジェント監督。『サスペリア』(77年)で驚異的大ヒットを記録し、『フェノミナ』(84年)や『サスペリア PART2』(75年)など数々の名作を生み出してきた。70年代後半、『ゾンビ』(78年)のジョージ・A・ロメロや『キャリー』(76年)のブライアン・デ・パルマらと肩を並べ、世界中で熱狂的ファンを獲得。ジェームズ・ワン、クエンティン・タランティーノ、エドガー・ライトら名だたるシネフィル監督たちに敬愛される。
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近年では『ボーンズ アンド オール』(22年)『君の名前で僕を呼んで』(17年)のルカ・グァダニーノ監督が、18年に『サスペリア』をリメイクしたことも記憶に新しい。そんな御年82歳のレジェンド監督の最新作が、『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』(12年)以来10年ぶりにスクリーンで上映される。
待望の最新作は、自身のルーツであるジャッロに立ち返ったイタリアン・ホラー。2000年代初頭にフランコ・フェリーニと共同で脚本を執筆しながら製作サイドの事情で中止を余儀なくされた幻の企画の映画化でもある。
ローマを舞台にした物語は、盲目の娼婦と中国人の少年が、サイコパスの殺人鬼から執拗に追いかけられ続けるというもの。自身の作品へのオマージュともいえる原点回帰であり、狂気と鮮血、鮮やかな色彩、不穏な音楽とフアルジェント節全開。2022年ベルリン国際映画祭のプレミアでお披露目されるや、海外メディアから「かつてのアルジェントらしさが溢れている」(Hollywood Reporter)、「アルジェント史上最も奇怪で、奇妙なほど美しい」(Los Angeles Times)と全盛期の復活に歓喜の声が上がっている。
主人公である盲目の娼婦ディアナを演じたのは、『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』(15年)でイタリアのアカデミー賞と呼ばれるダヴィド・ディ・ドナテッロ賞の主演女優賞を受賞したイレニア・パストレッリ。そしてアルジェントの娘アーシア・アルジェントがディアナを支える歩行訓練士役を演じ、アソシエイトプロデューサーを兼任。ノスタルジックなムード漂う音楽は『BPM ビート・パー・ミニット』(17年)でセザール賞を受賞したアルノー・ルボチーニが手がけた。
アルジェント監督は、本作について「『ダークグラス』は、数年前に想像したものの、制作することができなかった作品です。 でも頭から離れることはありませんでした。バイオレンスでくだらない作品を求める市場での需要に左右されることが難点でした。一方で、ようやく自分の悪夢との和解を経験することができました。それ故に、私は恐怖の扉を開き、突き進もうと決めたのです。幼少期からエドガー・アラン・ポーに影響を受けていた私にとって、『ダークグラス』は、運命に刻まれた作家としての旅路の集大成です。そして時代が変わったからといって、物語の本質も解釈のスタイルも裏切りたくはないのです 」とコメント。
幻の脚本を、決して現代的にするのではなく、自身のスタイルを貫いた集大成として完成させたことを明言した。
『ダークグラス』は4月7日より全国順次公開される。
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