チュ・ジフン×チョン・ジヒョン共演『智異山〈チリサン〉~君へのシグナル~』
2018年、ソ・イガン(チョン・ジヒョン)は智異山国立公園のレンジャーとして働いていた。そこへ新米レンジャーとしてカン・ヒョンジョ(チュ・ジフン)が入所してくる。智異山で奇妙な事件が続く中、ヒョンジョはイガンにある告白をする。時は変わって2020年。智異山国立公園にヒョンジョの姿はなく、車椅子に乗ったイガンの姿だけがあった。彼女が独自に事件の調査を進める中、遭難者の居場所を示す印が残されていることに気付く。誰が自分にシグナルを送っているのか? 事件を追いながら、真実へと向かっていく…。
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ヒョンジョがイガンに告白した内容とは
韓国で2番目に高い山、智異山。あの世と繋がっているというまことしやかな伝説もあり、日本でいう恐山のような存在だ。ヒョンジョは陸軍大尉時代に智異山で部下を亡くして以来、そこで起こる事件や事故を予見する映像がみえるとイガンに告白。最初はその告白を信じようとしないイガンであったが、ある事件で1年間生死をさまよってからはヒョンジョの言葉を全面的に信じるようになる。肝心のヒョンジョは、その事件以来、意識不明の状態が続いていた……。
意識不明のはずのヒョンジョが血だらけで……
テレビ放送では、2話目の途中から2018年から2020年へ。イガンが車椅子で職場復帰する一方、ヒョンジョが意識不明の重体で入院中の状態であることが分かる。それにもかかわらず、ヒョンジョがやったとしか思えない目印が智異山に度々残されるのはなぜなのか? そんな折、智異山を登る人々の間では、夜な夜な血だらけの男の幽霊が山を徘徊するという噂が流れる。2018年と2020年を行ったり来たりしながら展開され、イガンとヒョンジョが巻き込まれた事件についても次第に明らかになっていく。
BTSのJINがメインテーマソングを熱唱
智異山を愛するがゆえに不思議な現象に悩まされる新米レンジャーを演じたチュ・ジフンは1982年生まれの俳優。2006年のドラマ『宮-Love In Palace-』の皇太子役で大ブレイクした。Netflix『キングダム』『キングダム2』の主演をつとめ、続編への期待も高まる。
現在兵役中のBTSのJINがメインテーマソングを担当したことでも話題になった本作。残念ながらテレビ放送で流れることはほとんどないが、意識不明の状態のヒョンジョの心情を表しているような歌詞と繊細な歌声がピッタリ合い、更なる感動を呼び起こしてくれる。
また、智異山での遭難を利用した連続殺人事件の容疑者は、登場人物全員。物語が進むにつれて、スリラー的要素が増していき、もはや何が起こってもおかしくない状況に陥る。山の素晴らしさと同時に恐ろしさが胸に迫り、誰もが夢中になって見てしまうであろうドラマであった。(文:渡邉啓子/ライター)
『智異山〈チリサン〉~君へのシグナル~』
BSテレ東:月曜日~金曜日 午後3:54~午後5:00 放送中
DVD-BOX1&2 16,500円(税込)/レンタル中
発売元:「智異山〈チリサン〉~君へのシグナル~」日本語版製作委員会
販売元:TCエンタテインメント
※2023年2月の情報です
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